レコメンドエンジン開発、賞金総額100万円データサイエンスコンペをNishikaが開催

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12月11日、Nishika株式会社はデータサイエンスコンペティション「『Brandearオークション!』 レコメンドエンジン開発コンペ」を開始したと発表。

本コンペの目的は、ECサイト「Brandearオークション!」の過去1年分の実際のユーザーの行動履歴データを解析して、同サイトユーザー向けのレコメンドエンジンを開発することだ。

開催期間は2020年2月23日まで。賞金総額は100万円で、1位60万円、2位30万円、3位10万円と設定されている。プレスリリースによれば、大手ECサイトユーザーの実データを用いたコンペティションは同社初の試みとのことだ。

データサイエンティストたちは、2019年9月24日から2019年9月30日までの間に、少なくとも1回はBrandearオークション!にてオークションの入札/お気に入り追加のいずれかを実際にした6016ユーザーについて、上位20個までの商品のレコメンド提案をし、精度を競う。Brandearオークション!ユーザーの過去1年分の行動履歴データを分析可能な点も特徴だ。

Brandearオークション!は株式会社デファクトスタンダードが運営する大手ブランド中古通販のオークションサイト。コンペのテーマになっているレコメンドエンジンを通じて、「検索をする、特定のブランドの情報のみを取得する、これが欲しい!」という顕在化したニーズだけではなく、「そういえば以前売り切れだったこれが欲しかった」、「手頃でサイズも形も丁度いいものがあった」といった潜在的なニーズ喚起や商品との偶然の出会いを生み出したいそうだ。

Nishikaは、今年12月にオープンしたばかりの新たなデータサイエンスコンペティションプラットフォーム。データサイエンスコンペティションとは、AIやビッグデータの解析モデルをオープンイノベーション方式で開発する仕組みのことで、アメリカや中国においてAI開発の新たな手法として普及している。

>>プレスリリース(PR TIMES)


ベンダーの実力を把握するためにコンペを開催、JR西日本

いま、Kaggle(カグル)をはじめ、さまざまなコンペティションプラットフォームが登場している。多くは海外発のものだが、Nishikaのように日本発のサービスも現れてきた。あわせて、日本企業がデータサイエンスコンペを開催するということも増えつつある。

JR西日本は、2019年から新幹線の着雪量予測にAIモデルの試行を開始。このAIモデルは、データサイエンスコンペティションで生まれたものだ。

着雪量を予測するAIモデル開発にあたって、いくつかのベンダーから提案をもらっていたが、「ベンダーの実力を把握できない」という理由からコンペ開催に至った。

紆余曲折を経てコンペ開催に至ったが、思わぬ副産物を得た。それはJR西日本社員の活躍ぶりだ。この話の続きは下記の関連記事を読んでほしい。