ありそうでなかった?AIカメラなしで大浴場の混雑状況を知る方法

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ハッピーコンピューター株式会社は、旅館や民宿、ホテルの大浴場の混雑状況をスマートフォンや館内のデジタルサイネージなどでいつでも確認できるようにするサービス「風呂空いてる君」の先行案内を9月2日から開始した。

入浴前の所作に注目したシンプルな仕組み

「風呂空いてる君」は、宿泊施設の大浴場の混雑状況可視化に特化したサービスだ。電源が確保できれば工事不要・利用申込みから1週間で導入できるワケは、サービスのシンプルな仕組みにある。

日本の温泉旅館などでは「大浴場の入口でスリッパを脱ぐ」という文化が根付いている。この動作に着目し、利用客には衛生のため自分が履いてきたスリッパの目印としてクリップをつけてもらう。

風呂空いてる君にはSIM入りWi-Fiルーターが標準で付属されているので、クリップを入れたカゴとIoT計量マットを大浴場入口に自分で設置するだけ。カゴをIoT計量マットに乗せ、残りのクリップの重さを量ることで、混雑度を測定する。

5分に1回計量し、結果をサーバーに送り混雑度を算出、大浴場の混雑状況をほぼリアルタイムで把握できる。最新の混雑状況はいつでもQRコードを通じてスマートフォンで確認できるほか、館内のデジタルサイネージディスプレイに表示させることも可能だという(いずれもオプション機能)。

また、「お風呂ならでは」の事情もうまくクリアしているのも、このサービスのユニークなところだ。

これまでLedge.aiでは、AIカメラでの画像処理を使った混雑状況把握システムを多数紹介してきた。しかし、いくら便利になるとしても「入浴前の無防備な姿を撮られるのは気分が良くない」という利用客も少なくないだろう。

風呂空いてる君はカメラを使わずに混雑状況を知らせるため、宿泊客のプライバシーに配慮する。利用客も専用のQRコードを読み取ると自分のデバイスから混雑状況を把握できるので、好きなタイミングで入浴できる。

時間帯や日替わりにも対応し、システム側で利用時間帯や日替わり(あるいは偶数日奇数日)でのスケジュールを設定すれば、入替え作業なしで完全に自動化できるとのことだ。

現在先行案内を受け付けている

「風呂空いてる君」の料金は、初期導入費用(先行案内価格)が1風呂あたり9,980円(税込10,978円)。加えて2ヶ月分の月額費用が無料になる。通常の月額費用は1風呂あたり6,980円(税込7,678円)。

申込後に送られる機器はIoT計量マットとWi-Fiルーターのほか、備品としてウッドクリップ(30本)、クリップ入れ、マット隠し布、メッセージスタンド(A5縦サイズ、クリップの使用を促すメッセージ)がつく。

現在、Webサイトから申し込みを受け付けている。

>>風呂空いてる君 ~IoTで混雑「見える化」

>>プレスリリース