AIのゴッドファーザー、ヤン・ルカン氏のニューヨーク大学の講義が無料公開 サイトは日本語対応

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「AI(人工知能)のゴッドファーザー」「ディープラーニング(深層学習)のゴッドファーザー」とも呼ばれる、計算機科学者のヤン・ルカン(Yann LeCun)氏らによる「ニューヨーク大学データ・サイエンス・センター 2020年度春学期」の講義内容が無料公開された。

本講義は全15回で構成される。具体的には、深層学習や表現学習の最新技術について、主に教師あり・教師なし深層学習、埋め込み手法、距離学習、畳み込み・再帰型ニューラルネットワークや、それらを用いたコンピュータビジョン、自然言語処理、音声認識などの応用技術を取り扱う。

講義名は「ディープラーニングへのモチベーションとその歴史とインスピレーション」「コンピュータビジョンにおける自己教師あり学習I」「自然言語処理のための深層学習I」など。

サイトの文章は英語のみならず、日本語やフランス語、イタリア語、中国語、韓国語など、複数の言語で閲覧できる。ただし、「日本語の翻訳は複数のボランティアによって翻訳されたものであるため、言葉遣い・訳語・スタイルが統一されてないことがあります」とのこと。実際、2月10日現在、後半のほうの講義はまだ日本語に対応していない部分も見受けられる。

講義内容はサイトに加え、スライドやYouTubeの動画などで確認できる。ただし、スライドは映画のみで、日本語には対応していない。YouTubeの動画は字幕を表示できるため、設定から日本語などに自動翻訳することも可能だ。

ヤン・ルカン氏は、コンピュータ科学および認知心理学の研究者で、トロント大学教授かつグーグル(Google)のエンジニアリングフェローを務めるジェフリー・ヒントン(Geoffrey Hinton)氏の弟子。ジェフリー・ヒントン氏らとともに「ディープラーニングの生みの親」として知られる。

ヤン・ルカン氏は2018年度には、ジェフリー・ヒントン氏らとともに「コンピュータ科学分野のノーベル賞」と称されるチューリング賞を受賞した。現在はニューヨーク大学コンピュータ・サイエンス学科シルバー教授で、フェイスブック(Facebook)社のヴァイスプレジデント兼チーフAIサイエンティストも務めている。

なるべく数式を使わない!滋賀大学の無料データサイエンス講座、終了までのタイムアップ迫る

人工知能(AI)やPythonなどのプログラミング、データサイエンスなどに関する学習コンテンツが、無料で公開されることは少なくない。

現在、オンライン講座サイト「gacco(ガッコ)」では、滋賀大学データサイエンス学部による「なるべく数式を使わない」という方針で構成した「大学生のためのデータサイエンス(Ⅱ)」が開講中だ。閉講日は3月14日の23時59分まで。学習期間は4週間なので、今すぐ始めると間に合うはず。受講料は無料。

この記事で紹介したコンテンツはそれぞれ分野や領域は異なるものの、両方とも無料で学習できる。気になる人はチェックしてみては。