おはようございます、河村です。
最近、動画マーケティングってよく聞きますよね。最近ではパーソナライズド動画ってのも注目されていますし。
ただなんで動画なの? 本当に効果あるの? って思っている方も多いと思います。
気軽に試そうにも、動画作成や運用などのコストを考えると、踏み込みづらいのもあります……。
いろいろ気になる点が多いので、日本初※のパーソナライズド動画コンテンツ自動生成・配信クラウドサービス「OneDouga」を展開する日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社に直接お話を聞いてきました!
しかもMarketoとも連携できるということなので、その連携によってどんな新しいことにチャレンジできるようになるのか。そのあたりもしっかり聞いてきましたよ。
(日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社は、日本写真印刷株式会社のグループ会社です)
※ 2017年5月15日 日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社調べ
OneDougaって?
インタビューにいく前にOneDougaについて簡単に紹介させてください。
OneDougaは安価でかつ簡単にパーソナライズド動画を作成して、動画配信までしてくれるサービス。
動画ときくと、作成工数や運用コストが気になるところですが、「OneDougaテンプレート」という決まったテンプレートがあらかじめ用意されているサービスもあるので手軽に始められます。
テンプレートを使えば、名前の部分だけ入れ替えたり……といった感じで簡単に個々人にあった動画を作成できます。
もちろん企業によってカスタマイズも可能でそちらは「OneDougaカスタマイズ」というサービスで展開されています。
といっても「???」な方もいると思うので、動画マーケティング支援サービスだけに、まずは動画をご覧ください。
イメージついたのではないでしょうか。サービスの内容もわかったところで、早速インタビューに進みましょう。
ではみなさん、よろしくお願いします。
Marketoと双方向でデータを活かせるOneDouga
―まずはじめに、なぜ動画が流行ってるのか? というところから伺ってもいいですか

坂口 裕志さん:OneDougaの事業戦略担当

―坂口
なぜ動画マーケティングなのかというのは単純で、テキストよりも視聴者に訴えかけやすいんです。
商品やサービスの内容を説明する際に動画はよく使われますが、テキストを読むわずらわしさもなく、動画なので見ているだけで簡単に理解できるんですよ。
さらにテキストは読まれたか読まれてないかってのは計測しにくいんですが、動画ならどこまで再生されたかということも確認できます。
なるほど、視聴者にとってわかりやすいだけでなく、さらにデータがとりやすいというマーケティング観点でのメリットもあるんですね。これまでのメールマーケティングよりも、もっと視聴者の行動がとりやすくなる……それだけでもなんだか可能性を感じます。
Marketo連携の話もありましたが、「どこまで見られたか」というデータを返して、Marketoのスコアリングに使えたりするのでしょうか。

磯野 周司さん:OneDougaのプロジェクトマネージャー

―磯野
そうですね。動画の視聴データをMarketoに返すことができます。
それを元にMarketoでキャンペーンを打ったり、Marketoの中にあるデータを元に動画作成も可能です。

動画の視聴データをMarketoに貯めるだけでなくて、Marketoのデータを動画に反映させられるというのがおもしろいところです。
なんと……!
- OneDougaのデータ → Marketo
- Marketoのデータ → OneDouga
と双方向にデータを活かすことができるということですね。
もともとMarketoに入っていたデータを使って、それをパーソナライズ動画に反映させたり……なんだか無限の可能性があるような感じを受けます。OneDouga恐るべし。。
だからこそ競合も多くなってくると思いますが、簡単な動画作成、Marketo連携などが可能になったOneDougaだからこその強みなどなど、引き続き聞いていきます。
ツールで、できることはたくさんある。ただ、その分人間の設計が必要
―OneDougaだからこその強み、他サービスとの差別化の部分などを教えてほしいです

水田 昌宏さん:OneDougaのマーケティング担当

―水田
動画の技術的な部分でいうと、リアルタイムに動画の内容を差し替えて再生する技術があるということですね。
差し替える内容も視聴者が入力したデータやその属性から引っ張ってきているので、視聴者1人のために作成したようなパーソナライズド動画を作成することができます。
※ リアルタイムでの動画差し替え機能は6月中旬にリリース予定
リアルタイムで視聴者別に動画作成……。そんなことまでできてしまうんですね。
元から個々人に向けて用意された動画を再生することもできるそうなんですが、それには動画生成の時間がかかってしまうんだとか。
そこでリアルタイムで動画の内容を差し替えるという技術で、生成に時間もかけずに視聴者から得た情報を即時に反映する。なんてことをやっているんだそうです。
動画でいろいろとすごいことができることはわかったんですが、どう動画まで誘導するか……ということが今まで以上に重要になってくる気がします。

―水田
その通りです。そのためにもカスタマージャーニーを想定することが非常に重要になります。
リアルタイム生成ではwebゲームに使っている技術を動画に応用しているのですが、この選択肢を出したときに、次はこのシナリオにいく……みたいなのもパーソナライズド動画では必要になってきます。

ツールでできることが増える分、その部分の設計が今まで以上に重要になってくると思います。
やっぱりできることが多くなれば多くなるほど、そこにいたるまで、またはそこからの設計が大事になるんですよね……。
その辺りのノウハウもこれから業界として貯まっていくのかもしれないですね。まだまだ実験中といった感じなのかもしれないです。
外資ベンダーとはゼロがひとつ違う? 気になる費用感
―さて、動画も作れてデータを使って高度なマーケティングもできちゃうOneDougaですが、やはりコスト的なところが気になります

―磯野
企業さんによってかなりカスタマイズできるのが我々の強みでもありますが、その程度によっても費用は変わってきます。
それでもリーズナブルというのは間違いないですね。
外資系のベンダーさんが少し参入してきていますが、ケタが1つ違ったりしますので。
ケタが一つ違うというのはインパクト大きいですね。
気になるけど、価格の観点で悩んでいる。なんて企業でも「OneDougaテンプレート」でまずは試してみる……というのもありかもしれません。
今後はもっともっと市場にでていく分野でしょうしね。

パーソナライズド動画の活用方法は、まだまだ広がっていくと考えています。企業の内部にあるデータをどのように活用して動画を作るか、ということをお客さまと一緒に考える、という場面も多いです。
データとして個人情報を扱ったりもするので、その情報をどのくらい出していくか、視聴者から見て自然に感じられるパーソナライズド動画をどう作るかというのも課題です。
目指すべきところは、視聴者のジャーニーを考えながらしっかりとパーソナライズされたコンテンツを出していくということで、そのためには設計部分がやはり大事ですが、その後には動画の制作も必要になってきます。弊社ではパーソナライド動画の設計から動画制作までを一貫して行えるので、その部分が強みでもあります。
One to Oneマーケティングが秘める可能性
OneDougaの話を聞いてると、もっともっと今の最先端のマーケティングを常日頃アンテナを張って吸収していかないとって気分になりました。
ユーザー視点で聞いていても、いずれは自分が興味がある最適化されたコンテンツだけが見れちゃうかもしれない、つまり邪魔な広告は減っていくとも考えられるわけですよね。
One to Oneマーケティングが当たり前になったときのコンバージョン率がすごそうです。
今回は動画マーケティング、パーソナライズド動画、One to Oneマーケティングの可能性をひしひしと感じるインタビューになりました。
みなさん、大変お忙しい中ありがとうござました!