OpenAIのCEO「AIを免許制に」米公聴会にて訴え

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画像はBBCニュースより

対話型AI「ChatGPT」を開発したOpenAIIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が2023年5月16日、最新のAIには大きなリスクがあると米連邦議会の公聴会にて証言した。専門の政府機関の設置や「免許制」の導入などAI規制の必要性を訴えたとBBCニュース等が報じている。

同氏は、AIが「印刷機」と同じくらい大きな影響を持つ可能性がある一方で、その潜在的な危険性にも触れ、間違った方向へ技術が進んでしまわぬよう政府との協力が必要だと述べたという。AIを管轄する専門の政府機関の設置を提案し、企業が開発したAIに対する外部専門家による監査や、一定の規模以上のAIを開発する企業に免許を与える案なども挙げたとのこと。

AIが引き起こす経済への影響について「雇用に影響が出るだろう。我々はそれを非常に明確に伝えている」と同氏が語り、政府が「それをどう軽減するかを考え出す必要がある」と付け加えたという。