大阪ガス、路線バスのAIカメラで無断工事を検知 コストを3割程度削減

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大阪ガス株式会社は6月1日から、人工知能(AI)技術を活用することで、ガス管付近の無断工事を検知する取り組みを開始した。日本経済新聞の報道によると、人件費などのコストを3割程度削減できるという。



本取り組みでは、大阪シティバス株式会社の路線バスにAIカメラを設置し、走行中に撮影した画像のなかからAIが工事である確率の高い画像を抽出。大阪ガスの事務所でオペレーターが画像をチェックし、事前に連絡のない工事かどうかを判断する。

路線バスは同一路線を一日に複数回走行し、新たな方式では現状よりも巡回頻度を高められるため、ガス管の破損リスク低減も期待できるという。

ガス管の破損リスク低減も期待できる

従来、大阪ガスでは同社以外の事業者が道路に埋設されたガス管付近で水道や下水道、電気、通信などの掘削工事をする場合は、掘削時に付近のガス管を破損されないよう事業者に事前協議を呼びかけていた。

しかし、事業者が大阪ガスへの連絡なく工事を実施するケースがあるため、破損された場合に影響の大きいガス管が埋設されている道路ではパトロールし、連絡のない工事を発見することでガス管の破損防止を図っている。

現状、中圧ガス管(供給圧力0.1MPa~1.0MPa)が埋設されている道路では、毎日パトロール車が所定のルートを1日かけてチェックをしているが、巡回時間外の工事を見つけられないなどの課題があった。

2021年6月からの試験運用の結果を受け、2021年の秋以降には本格運用を開始予定という。大阪ガスの供給エリア内での運用拡大を目指し、ほかの路線バス運営会社とも協議する予定としている。

>>日本経済新聞の報道

>>ニュースリリース