1月9日、ヒューマンアカデミー株式会社は、大妻中学高等学校の生徒に向けてAI・プログラミングの特別授業を実施すると発表。授業は日本郵便株式会社と共同で行なう。
特別授業のテーマは次世代のAI人材育成だ。授業内容は、日本郵便の社会課題解決とAIの利用を学ぶとともに、Pythonを使用したAIアプリの開発にも挑戦するそうだ。
小学校では2020年度からプログラミング教育が必修化される。さらに2021年度以降は、中学校・高等学校におけるプログラミング教育の内容の充実が新学習指導要領に明示されていることもあり、生徒だけでなく保護者からの関心がますます高まっているという。
このような時代背景を受け、ヒューマンアカデミーは、学生から社会人までを網羅したICT教育支援や、FC展開をしているロボット・プログラミング教室のノウハウを、学校への教育支援にも広げていく狙いだ。
大妻中学高等学校で実施される特別授業の内容
ちなみに、今回特別授業が実施される大妻中学高等学校は、早期からタブレットや電子黒板などのICT技術を授業等に活用するなど、ICT教育に力を入れているとのこと。
なお、ヒューマンアカデミーは2019年にも同校で授業を実施。その際はAIの歴史から機械学習や深層学習の理論や本質の解説。 さらに AIを体験できる独自ツールを利用した体験型の授業を実施している。
大妻中学高等学校のように学生向けにAI全体を包括するような授業も増えつつあり、プログラミング必修化を目前にしてAIを身近なものにしつつある。
もちろん、AI自体の概論だけでなく、実際にAIを使って授業を進める学校も登場。英会話学習アプリを授業に取り入れたことで、外部の英語検定試験の合格率が導入前より10%向上したと発表があった。
ジョイズ株式会社の英会話学習アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」。学校など向けには、「選択した問題の難易度の割合」「発話のリトライ回数」「1秒間に発した単語数」「質問を聞き終えてから発話するまでの時間」をグラフで表記する機能を搭載
導入した学校の英語教諭は、「AIによる定量的な評価指標が実装されているため、指導が効果的かつ効率的にできるようになった」とコメントしている。
>>プレスリリース(PR TIMES)