9月6日、ピクスタ株式会社は同社が運営する、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA」で機械学習用素材データセット「俯瞰人物画像素材1,000点セット」を発売した。日本人を対象として、人物が俯瞰で撮影された写真で、人物検知等のAI開発に最適なデータセットだ。また、発売と同時に100点の写真データを無料でトライアル提供する期間限定キャンペーンを実施し、AIプロジェクトについてのウェビナーも開催する予定だ。
コロナ禍により増加したクラウドカメラの精度向上に貢献
近年、コロナ禍の影響で非接触・非対面で店舗や施設を管理し、現場の遠隔監視をするためにクラウドカメラの利用が増加している。
監視カメラは頭上に設置されているケースが多く、人物を俯瞰で見ることになるので、遠隔監視カメラには人物検知の精度向上が求められる。本データセットの画像は俯瞰で撮影されているため、遠隔監視カメラの精度向上に役立てることができるという。
日本人に特化したデータで幅広い年齢層・性別をカバー
写真データは全て日本人のもので、幅広い年齢層の男女のデータが含まれている。データセットは画像1,000点となっているが、場合によってより多くのデータも提供可能。価格はアノテーションの有無によって2パターンを用意している。
素材の特徴
- 日本人
- 1名〜複数名
- 子供からシニアまで幅広い年齢層の男女
- 高いところから見下ろしている画角
- 全身を中心に、上半身のみも含む
価格
俯瞰人物1,000点、アノテーションあり:165,000円(税込)
同 アノテーションなし:99,000円(税込)
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2022年末まで、データセット100点を無料提供するキャンペーンを実施
初めてPIXTAで機械学習用に写真データの購入を検討する企業・団体を対象に、PIXTAで販売中の機械学習用データセットのいずれかから、100点を無料で提供するキャンペーンを行っている。
詳細
・対象
初めてPIXTAで機械学習用途での素材購入を検討している方
・提供されるデータセット
日本人人物または俯瞰人物
・期間
2022年12月31日まで
機械学習のデータ収集法のウェビナーを開催
2022年9月16日(金)に、PIXTAとAIテックベンチャーのGlobal Walkers株式会社が共同ウェビナー「ストックフォトで”3倍”効率的に始めるAI学習」を開催する。機械学習・AIプロジェクトでつまずく要因として多い、学習データの量やバリエーションの不足に対して、学習データを効率的に集める方法について話す。
機械学習用画像データセットの需要増加 問い合わせ件数は前年比2倍に
ピクスタは顔認証ニーズの増加を見込み、2021年にマスク着用をした人物の機械学習用データセットを販売したところ、同年の機械学習用データ利用の問い合わせ件数は、前年比約2倍になったという。
機械学習用の日本人画像データセットのラインナップは以下のとおり。
- 日本人人物画像データセット(マスク着用)
- 日本人人物画像データセット(マスクなし)
- 日本人人物画像データセット(俯瞰)
そのほかにも空模様や標識、信号などのカスタマイズデータも提供できる。
機械学習用画像データ提供サービス
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