京都橘大学がAI 対話エンジン「PKSHA Chatbot」を導入 Microsoft Teamsと連携し窓口業務のDXを推進

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画像はUnsplashより

株式会社PKSHA Technologyは9月20日、グループ会社の株式会社PKSHA Workplaceが、京都橘大学において、深層学習と自然言語処理を活用した対話エンジン「PKSHA Chatbot(パークシャチャットボット)」を運用することを発表した。

京都橘大学とは

学校法人 京都橘学園が運営する京都橘大学は、国際・人文・教育・社会・工学・看護・医療系の8学部15学科、5研究科と通信教育課程を有する総合大学。教学理念に「自立・共生・臨床の知」を掲げている。

PKSHA Chatbot導入の背景


京都橘大学では、DX推進の一環で窓口業務の省人化・可視化を検討していた。一部チャットボットを導入していたが、あまり定着していなかったという。そこで大学で多数の導入実績があるPKSHA Workplace社との連携および通信教育課程への新規導入検討が進み、今回のPoC(概念実証)に至ったという。

PKSHA Chatbotの導入理由

通信教育課程における​​チャットボットの活用領域は、主に学外からの受験希望者に向けた入試問い合わせ対応、学内における在学生に向けた教務関連の問い合わせ対応を前提としていた。PoCにおいて、窓口の効率化に加え、以下の3点を重要視していた。

  • 精度:学内の用語を正確に回答可能か
  • 運用性:業務部門においても既存の運用に加えて、問題なく管理・運用が可能か
  • データ活用:入学の資料請求につながるようなマーケティング用途での活用が可能か

通信教育課程のメンバーによる1か月間の試験運用で、通常の運用に加え資料請求につながるような運用が可能であることを確認。また、PKSHA Chatbotが大学内で使われているMicrosoft Teamsと連携している唯一のチャットツールであることも、今回の決定要因として評価されたとのこと。今後は中長期的に導入範囲を学内全体へと拡大する予定だという。

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