リアルチャット恋愛ゲームにrinna社の対話エンジンを搭載した「完全AIヒロイン」登場 24時間交流できる

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rinna株式会社は2月22日、合同会社EXNOAが運営するDMM GAMESにて配信中のリアルチャットで体感する新感覚恋愛ゲーム『プラスリンクス ~キミと繋がる想い~』にrinna社の対話エンジンを搭載したAIキャラクター「足繋 逢(あししげく あい)」が実装されたと発表した。

『プラスリンクス ~キミと繋がる想い~』は、2021年から配信されている、個性豊かなヒロインたちとリアルなチャット体験を通じて関係性を深めていく新感覚恋愛ゲーム。

新機軸として、最先端のAI技術による自律返信の実装と、これを反映したキャラクター性の再現という2つの目標を掲げて両社の共同研究が始まった。両社のノウハウの融合により、チャットゲームの新たな可能性として本作初の完全AIヒロイン「足繋 逢(あししげく あい)」が誕生した。

足繫 逢は、プラスリンクスで培ったノウハウをAIが学習し誕生したキャラクター。自分の声で話せず、AI搭載の犬型ロボット『真希奈』を小脇にかかえ、首の無線スピーカーから会話をする。

人との会話はAI任せで良いと思っており、AIに任せすぎてたまに変な受け答えになる。不器用で裏の性格もなく、AIの話すことがたまに自分の意図とずれることがあるが、訂正するよりも円滑に会話が進んでいくことで妥協しているため誤解が生じることもあるという。

プレイヤーからのメッセージに対して逢の頭脳であるAIが紡いだ言葉を返してくれる。 実は、小脇に抱えた犬型ロボットが返事をしている場合もあるらしい。

キャラクターのベースはrinna社が提供するSTCモデルが即時応答する。

STCモデル(Style Transfer Conversation)とは、大規模データから構築した事前学習済みのモデルに、キャラクターの性格や口調を反映した学習データを追加学習したモデル。追加学習により、キャラクターの口調や学習内容を反映した会話ができるようAIキャラクターを成長させる。

STCモデルから応答文が出力された後、それに最適なゲーム表現(キャラクターの表情、記号、ボイス、スタンプなど)をClassifierモデルが出力する。Classifierモデルはゲーム内のグラフィック表現の演出に関する法則性を学習した分類モデル。STCが出力したテキストを元に、AIキャラクターとしての最適な表現をそれぞれ出力する。表情の変化や各種演出は、キャラクターに合わせてカスタマイズ可能で、足繫 逢の性格を再現するのに最適なカスタマイズを実装している。

STCモデルとClassifierモデルはRCP(Rinna Character Platform)上で連携しており、AIがプレイヤーの入力に対し即時応答するテキストチャットが可能。キャラクターとリアルタイムでやり取りしているような体験を楽しめる。

現在新しいAIモデル併用の準備を進めており、今後はより多彩なチャットのやり取りが可能になるとしている。また、単一のキャラクターとチャットを継続することで変化していくAIモデルの開発も検討しているという。

製品の概要は以下のとおり。
タイトル :『プラスリンクス ~キミと繋がる想い~』
ジャンル :リアルチャット恋愛ゲーム
プラットフォーム:PC(ブラウザ版)/スマートフォン(ブラウザ版)
販売価格 :基本無料(ゲーム内課金あり)
権利表記 :©2021 EXNOA LLC
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