ペットの排泄物をAIで回避するロボット掃除機「犬にやられた」がなくなる

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プラススタイル株式会社は9月11日から、二眼カメラと人工知能(AI)を活用することで、ロボット掃除機による掃除の難敵とされてきた「ペットのうんち」を回避できるロボット掃除機「Roborock S6 MaxV」を発売する。

SNSでロボット掃除機について口コミを調べると、「犬にやられた」「イッヌのうんちまで掃除してくれたわ」「うんち巻き込まれてパンデミック状態」など、ペットを飼うロボット掃除機ユーザーによる悲鳴にも似た声が見られる。

今回、プラススタイルが発売する「Roborock S6 MaxV」は、とくに犬や猫などの飼い主には待望の製品と言えるだろう。

認識可能な物体の種類は順次追加される

同製品は、2014年に設立したロボット掃除機メーカー「Beijing Roborock Technology Co.,Ltd」の最新ハイスペックモデル。近年、スマホでも多い複眼カメラをロボット掃除機に搭載し、人間の目と同様に物体を立体的に捉えられる。LDSレーザーによる高度な空間認識性能とあわせ、Roborock独自技術「ReactiveAI」の解析で、床の上に置かれているさまざまな物体を認識できる。

物体認識は、スリッパや電源タップ、ケーブルといった床に置いてある一般的な物体8種類を認識し、回避して掃除してくれる。認識した物体はアプリ上でアイコンや写真で表示し、どのような物体であるかを判別した認識率を表示する。「ペットのうんち」や「子供が放置したおもちゃ」のほか、認識可能な物体の種類はソフトウェアアップデートにより順次追加される。

見守りカメラとしても使える

また、「Roborock S6 MaxV」に搭載された二眼カメラは物体認識に加えて、見守りカメラとしても使用可能。専用アプリ「Roborock」上で、部屋の様子をリアルタイムで屋内外から確認し、音声による問いかけにも対応する。なお、音声による呼びかけはアプリのみで、ロボット掃除機が音声を拾うことはできない。

補助ライトにより暗闇でも撮影でき、ロボット掃除機の機動性を活かして、固定式の見守りカメラでは難しい部屋のさまざまな場所に移動して撮影する。カメラ映像については、ユーザーセキュリティ保護のためのTUV認証を取得しており、撮影された動画や画像データは本体からすぐに削除する。

博多弁や関西弁のほか、アニメ声や男性執事の声も

アプリではほかにも、掃除禁止エリアの設定や掃除する部屋の順番の指定、戸建て住宅で便利な複数フロアのマップ保存などの機能を用意した。音声案内機能では掃除の開始や終了、エラーといった通知を日本語・英語で通知する。日本語は標準語のほか、博多弁・関西弁・京都弁・津軽弁などの方言も用意している。アニメ声や男性執事の声にも対応している。

>>ニュースリリース

ルンバ、AIで家具を認識して掃除可能に

ロボット掃除機にAIを導入した事例としては、アイロボット・コーポレーションが8月26日に発表した、同社史上最大とうたうソフトウェアのアップデート「iRobot Genius(アイロボット・ジーニアス)ホームインテリジェンス」が思い出される。

iRobot Geniusでは、最先端のロボットAIを搭載。業界初とうたう物体認識機能を備えており、機械学習によって、ソファやテーブルといった特定の家具を自動的に検出する。これにより 「ソファのまわりを掃除する」など、ピンポイントでの清掃を実現する。

スケジュールの提案も実現する。具体的には、金曜日の夜にリビング、あるいは日曜日の夕食後にダイニングとキッチンに掃除機をかけることが多いなど、AIが清掃パターンを学習。「これを清掃スケジュールに追加しませんか?」とアプリ上で提案してくれる。

また、進入禁止エリアの提案も可能。iRobot Geniusはユーザーの好みの設定を知り、よりパーソナライズされた清掃方法を判断できるように日々学習を続ける。たとえば、配線が多い箇所など、ロボットが停止することの多いエリアを自動で検知し、「このエリアを進入禁止に設定しませんか?」と提案する。

さらに、位置情報によりその地域にあった季節の提案も実現する。花粉やアレルギーの季節、ペットの換毛期などを 通知し、清掃頻度などを提案してくれる。なお、本機能はOFFにすることも可能。

なお、各機能はGoogle アシスタントやAmazon Alexaなどのスマー トスピーカーを通して、音声でコントロールすることもできる。