AIで冗長なプライバシーポリシーをスマートに表示!PolisisとPribotを使ってみた

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みなさんはウェブサイトやアプリを利用する際、プライバシーポリシーを読んでいますか?

正直、いちいちプライバシーポリシーを読むことは面倒に感じる一方、個人情報が意図しない形で使われたくないですよね。

こういった状況のとき、今回ご紹介する「Polisis」は活躍します。

プライバシーポリシーをフローチャートとして表すPolisis

Polisisは、長文のプライバシーポリシーを、AIを用いることで要約し、フローチャートで表示してくれるオンラインサービスです。

以下の画像をみてください。

AIによってプライバシーポリシーを分析し、

  • 収集した情報の属性(Types of info they collect)
  • その情報が何に使われるか(For What reasons?)
  • それに対する利用者の選択肢(What options do they give?)

という3つの項目にわけてくれます。情報の関係性をフローチャートでわかりやすく表示していますね。

各項目についてマウスポインタを合わせると、それについての定義を示してくれます。

また、各項目を結ぶ流線の部分にマウスポインタを合わせると、そのフローについての説明が示されています。

プライバシーポリシーの全体像がつかみやすく、どう情報が使われるのかわかりやすいですね。

Instagram、 SpotifyのプライバシーポリシーをPolisisで見てみると……?

Instagram

上の写真はInstagramのプライバシーポリシーをPolisisを使って表示したものです。

たとえば、Advertising(広告)のところを見てみましょう。「収集した情報」の4項目と「ユーザーの選択肢」の2項目とを流線でつながっています。

つまり、広告に利用されている情報は、User Profile(プロフィール)、User Online Activties(オンラインアクティビティ)、Demographic(年齢、職業など)、Cookies And Tracking Elements(閲覧履歴)の4つと読みとれます。

普段目にするInstagramの広告は、このような情報をもとにユーザーにあったものを選んで表示しているのですね。

ユーザーがそれらの情報を与えたくない場合には、Don’t Use Service Feature(サービスを使わない)、Brower Device Privacy Console(ブラウザ端末の設定)の2つの選択肢があることがわかります。

Spotify

こちらはSpotifyです。

Additional Service Feature(追加機能)を見て、どのような情報をもとに曲のレコメンドをしているか見てみましょう。

たとえば、Location(位置情報)とAdditional Service Feature(追加機能)の説明に注目してみます。

一行目に“We will never gather or use your specific device location without first getting your permission”とあり、位置情報を使う前に必ず許可を求めるとあります。

また、二行目には”This information enables us to provide even better recommendations about locally popular music, live venues, and concerts”とあり、自分のいる地域で人気の曲、コンサート情報などをレコメンドしてくれるようになっているのがわかります。

質問にピンポイントで答えてくれるPribot

Polisisと併用することで、さらに理解が深められるのが「Pribot」です。

PribotとはPolisisと同様にAI分析を用いたチャットボットであり、利用者が知りたいプライバシー情報について質問できるボットです。検索をより楽にし、ユーザーの質問に対してAIがピンポイントで返してくれます。

Polisisで全体について確認し、さらに疑問点があった場合にPribotを使えば、かなり正確に情報が得られます。

Pribotを使って詳細な情報を見てみよう

さきほど、Polisisで見たInstagram、SpotifyについてPribotを使ってみました。

まずは、Instagram。

たとえば、どうやって個人情報を安全に取り扱っているかを尋ねると、上記のように返ってきます。

まとめると、「商業的に合理的な安全対策をとり、身元を検証するために合理的な段階を踏んで、個人情報を扱っている」、また「Instagramに送信したデータの安全、サービスが操作できない情報に対しては保証できない」と返ってきました。

次は、Spotify。

Spotifyのプライバシーポリシーについて、第三者に個人情報の提供を行うかを聞いてみました。

すると上記のように、Facebookや音楽会社、また自らが友達にプレイリストを公開することで、第三者に個人情報が伝えられることがあるようです。

本来は、自分で「第三者への情報提供」についての項目を探さなければなりませんが、Pribotを使うと簡単に検索できますね。

複雑な文章の分析も可能になる?

PolisisとPribotを用いることで、プライバシーポリシーが大幅に見やすくなっていましたね。

複雑な文章もAIを用いて分析を行うことでわかりやすく表示することができました。

自然言語処理技術が進んでくると、法律や契約書の解釈なども専門家でなくとも簡単に理解できる時代がやってくるかもしれません。もっともっと使うべき部分に時間を使えるようになってきますね。