組織文化を数字にする??HR-Tech“POMELLO”が実現する人事評価の定量管理

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おはようございます。小野寺です。

突然ですが、従業員のモチベーション管理って非常に大変ですよね。

それぞれの人がどこにモチベーションがあるのかを調べるのも、企業規模が大きくなれば大きくなるほど大変ですし、そもそも企業文化がどれくらい浸透しているかということもちゃんと調べるのは難しいです。

ちゃんとこの人、うちの会社のことを好きでいてくれてるのかな……?という細かいコミュニケーションが重要ですが、一人一人にヒアリングをして、その結果をまとめるのもコストがかかりますし……。

今日は、そのような問題を解決できる海外のHR-Techサービス、POMELLOを紹介していきたいと思います。

やはり海外ではHR-Techがすごく進んでいるイメージがありますね。

従業員のモチベーションや組織の文化を数値化して、管理

POMELLOは、従業員へのアンケートを通して、組織文化の数値化、採用の最適化を行うことができるサービスです。

基本的なPOMELLOの用途としては、採用領域の改善・最適化。組織作りの調査、改善などの部分。

それぞれ詳しく説明すると、調査では、従業員に対して、短いオンラインアンケートに答えてもらいます。

アンケート結果から、自動的にうまくいっているチームの例を定義して、問題のあるチームや従業員を特定していきます。

そこからさらに、企業内の文化の格差がどこにあるのかを把握し、エンゲージメントやパフォーマンスの低い従業員の割り出しと原因追求を行っていくのだとか。

そして、原因追求だけでなく、解決策も提示し、改善と定期的なアンケートで進捗の確認を行っていくんだそう

つまり、POMELLOを使うことで

  • このチームは他のチームと比べて、状況がよくない
  • 原因は○○と××と▲▲
  • この人はパフォーマンス低いし、エンゲージメントも低い
  • コミュニケーションを変えるか、異動させたり、やめさせたほうがいいかも

みたいなことを自動で人事側に返してくれるということ。

……めちゃ楽じゃないですか? 少し怖くもありますが。

だいぶマネジメントコストも低く済みそうな印象です。大量の従業員を抱えていても少ない人手で使えそうですね。

面接するより前に適正チェック?効率化と合理化を追求した採用活動 

価値観判定テスト。選ぶ形式なので、簡単。

POMELLOは、従業員のモチベーション管理の他に、採用の効率化にも使うことができます。

採用って時間もコストもかかるし、候補者が、自社の文化に合っているかどうかを合理的に測るのは難しいですよね。

その為、POMELLOでは面接前にオンラインアンケートを取り、候補者と採用基準との一致を確認します。

例えば、2人の候補者に対してPOMELLOを使ってアンケートを取りたいと思った場合、以下のようなフォームを埋めます。アンケート自体は10分ぐらい。まあちょっと長いかもしれないですが、本当に入社したい人ならやってくれるでしょう。


メールのテンプレートがあるので、アドレスを打つだけで完了

候補者がアンケートに答えると、企業側ではこんな表をみることができます。

文化の価値観がどれくらいフィットしているかの診断表が見れる!

それぞれ、文化やモチベーション傾向が自社にどれくらい合っているかがわかりやすく見れています。

履歴書では見ることができない情報を面接前に得ることで、面接での質問をより的確かつ効果的に行うことができます。


候補者同士や従業員平均と比較も可能

また、候補者同士で上図のように比較することができるので、より合理的に候補者の選定ができます。

過去の候補者や、実際の自社のチームの人のモチベーションとも明確に比較することができるので、より選考を定量的な評価に基づいて行うことができそうです。

モチベーションも数字で管理がスタンダードになるか?

いかがでしたか。

これまで、数字で管理ができなかった曖昧なモチベーションも、段階をつけて、定期的にチェックをして簡単に管理することが可能になってきましたね。

また、普段から数字で従業員の状態がわかるようになったことで、問題が起きる前に予防することができるようになります。その部分でもコストカットに繋がりそう。

例えば、職場に不満を持っていて転職を考えている従業員が、辞める意思決定をする前にアプローチをして、事態を防ぐことが出来たりとか..

従業員の状況を定量的にみれることでの恩恵は非常に多そうですね!

IBMのKenexaもそうですが、まだまだ盛り上がりを見せているHR-Techの領域。日本でもすんごいサービスが今年中には出てくるかもな……なんてぼんやり考えました。楽しみです!

以上、小野寺でした。