予測分析ツール「Prediction One」をソニーが無償提供。導入後は38倍の作業効率化

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2019年6月12日、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、機械学習を用いた予測分析サービス「Prediction One」の無償提供を開始した。

過去の実績データから将来の結果を予測するAI技術により、営業や業務管理、人事など幅広いビジネスへの適用が可能だ。

無償提供で企業の予測分析導入の第一歩に

企業が予測分析AIを導入する際、

  • 実績データ
  • 機械学習

の2つが必要になる。

多くの企業は「実績データ」を蓄積している。しかし、「機械学習」を扱える専門性を持つ人材の不足が障壁となっている。

そこで機械学習の専門知識がなくても簡単に操作できるのが「Prediction One」だ。本サービスの無料提供により、企業は簡単に予測分析ツールを導入できる。

シンプルで簡単な操作で高精度予測

「Prediction One」には4つの特徴がある。

シンプルで簡単

まずは、操作が簡単なことだ。学習から分析まではたった6クリック、処理時間4分で、92.3%の予測精度で出力できる。

シンプルなUIにより、専門経験がなくとも簡単に導入できる。

自動モデリングで高精度な予測

2つ目は、自動モデリングで高精度な予測が可能な点だ。プログラミングの専門知識が必要となるモデリングを自動で作成できる。

また、50以上のデータセットをもとに、エンジニアが作成したモデルより高精度に予測することも実証済みだ。

  • プログラミングした場合※:89.8%
  • Prediction One:92.5%

※オープンソースライブラリscikit-learnのrandom forestをを使用

予測の理由がわかる

3つ目は予測の理由がわかることだ。

予測分析の結果に、使用した実績データのどの部分が影響を与えたのかが可視化される。そのため、社内での説明共有やデータの改善を簡単に行えるという。

標準的なPCで動作

4つ目は、標準的なPCで動作することだ。

クラウドではなくデスクトップやノートパソコンで動くため、データのアップロードに時間がかからない。また社外にデータを送信する必要がないため、セキュリティという観点でも導入のハードルが低い。

普段使用するインストーラーでツールを導入できる。

複数活用事例も。機械学習のファーストステップはPrediction Oneに決まり

導入実績もすでにある。SREホールディングスでは、不動産売却仲介業務を行ううえで、過去反響追客を行う必要があった。

要するに、過去に営業した客にへ、一定期間経過後に再営業する業務だ。しかし、営業先リストは大量にあるため優先度付けが重要となっていた。

そこでPrediction Oneを活用することで予測値を出力。あとは、成約可能性が高いランキング順に営業をしていったという。

導入効果は以下。

導入前

  • 作業者:現場営業メンバー
  • 対象顧客数:1,000名/月(あたり)
  • 顧客抽出時間:8.3時間(30秒1顧客)

導入後

  • 作業者:営業推進担当者
  • 対象顧客数:1,000名/月(あたり)
  • 顧客抽出時間:13分(0.8秒1顧客)

作業効率
38倍(8時間時間以上の短縮)

導入実績、結果をみるとその差は歴然だ。上記のような効果が、たったの6クリックで実現すると思うと試してみたくなるだろう。

幸い、ツールは当面の間は無償提供※される。 興味がある方はぜひ一度使ってみてはどうだろうか。

※サポートは有料