株式会社ラディウス・ファイブ(RADIUS5)は3月17日、ポートレート写真や遺影など、人物写真をAI(人工知能)で高画質化する新サービス「Face Refiner(フェイス リファイナー)」をリリースしたと発表。
本サービスは、画像全体をAIで高解像度化した後に、写真の顔を特定して顔の部分を切り取り、顔の部分の品質を上げる仕組みだ。顔が綺麗になっていると写真が綺麗になったと判断されやすい傾向があるため、人の顔にフォーカスした追加の処理をしている。
RADIUS5によると、一般的に人の手作業で画像を編集し、解像度を上げる場合は膨大な時間がかかるという。本サービスはドラッグ&ドロップするだけで、AIが約1分で画像を高解像度化する。人の手を介さずにAIだけで処理が完結するため、人に依頼するよりも低価格で高画質化を実現できる(※)。
(※)高画質化1枚あたり480円、もしくは10クレジット(クレジットはサブスクリプションに加入すると付与される。メガプランの場合、実質80円/1枚まで金額が下がる)。
「AIの処理前後で権利の移転は発生しない」という利用規約を定めているため、運営側に権利の移転が発生しない。誰かが勝手に本サービスを活用して写真を高画質化しても、元の権利者から権利が移転するようなことはないと定めた。個人での利用だけではなく、ビジネス用途においても安心して利用できるとしている。
本サービスは、RADIUS5が独自のAI技術(ディープラーニング/深層学習)を用いて開発。学習時にはピンぼけやノイズの顔画像データをAIに大量に与えることで、低品質な顔画像を高解像度化するネットワークを構築した。出現するノイズをAIで抑えることで自然な高解像度化を実現しているという。
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