ベンチャー企業を中心に、リファラル採用って流行ってますよね。
- 採用の費用対効果がいい
- 企業に合った人を見つけやすい
- 離職率が低い
とかメリットが多い一方で、まだまだ課題が多いのも正直なところ。
それ、テクノロジーで解決できるかもしれません。今回はAI×リファラル採用「boon」を紹介します。
公開されている情報では、「boon」を導入後、リファラルによる紹介が『10倍』に増加。
それだけではなく、採用にかかる時間が35%減少したり、採用コストが85%減少したというデータも。
圧倒的な効果……!
従業員のネットワークを自動分析? AIが最適な人を見つけてくれる
「boon」はソーシャルネットワークを使って、リファラル採用を最適化するAI搭載型リクルーターです。
ざっくり説明すると、
- 社員のFacebookやLinkdIn,TwitterなどのSNSを分析して、採用すべき人材を探し出す
- 求める職種に合った人が見つかった場合は、関係がある従業員に事前に知らせて、数秒で採用ステップに進めることができる
といった感じ。
なるほど。今までは、それぞれ評価基準が異なる従業員が、自社に合った人を紹介していたと思いますが、それを「boon」は統一した基準で自社に合った人を選んでくれるってわけですね。
これまでは、自社に合う人材だけど、従業員の基準で除外されていた人もいたはず。「boon」はそういった『紹介漏れ』を防ぐことができそうです。
リファラル採用の途中経過も一目瞭然
従業員は「boon」上で、『自分がつながっている知り合いが、採用のどの段階にあるのか』を簡単に確認できます。
ちなみに、もし紹介者が自分の企業に入った際は、企業から報酬が支払われる仕組みなんだとか。モチベーションも保ちやすいですね。
紹介者が自分のネットワークから、応募職種にあった人を検索しやすくする仕組みとしては、詳しくは書かれていないのですが、おそらく、自分たちの求める能力と従業員の友人が持っている能力をつき合わせています。
うーん。ただ、性格とか、コンピテンシー(行動特性)までは踏まえてなさそう……
ただ、「boon」のシステムにはAIが使われていて、使えば使うほどマッチング率が向上していくという性質を持っています。
今後は社内外の流動性が高まる時代。どんどん採用のコストカットができるのはありがたいですね。
使い方は簡単。誰でもリファラル採用の最適化が可能
実際に採用担当者が「boon」を使うには、アカウント作成後、アカウント画面にある投稿画面を押して、必要な情報を入力するだけ。あまり、こういったツールを使い慣れてない人でも気軽に使えそうです。
しかも、企業が「boon」にお金を払うのは、人が採用されたときだけ。無駄に広告費や掲載費を払う必要もなく、うれしいですね。
テクノロジーでリファラル採用は成功するか??
リファラル採用は、日本でも徐々に浸透してきていると思います。ただ、まだまだうまくいっている企業は多いとは言えないと思います。
そういった問題も、採りたい人物像に合う人を知り合いの中から簡単に見つけられると、自社にマッチしている人をもれなく探すことができて解決しそうです。
一方で、採用部分には、人が評価したほうがいい部分があると思います。人とAIの協業はこれからの大事なテーマのひとつ。今後も動向に注目です。