rinna社のAIが描いた絵画、YOASOBI『怪物』のシーン背景画に採用 TVアニメBEASTARSで

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© 板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会

rinna株式会社(以下rinna社)は2021年1月8日、自社のAI技術により自動生成された絵画とパターンデザインが、板垣巴留氏の漫画を原作としたTVアニメ『BEASTARS ビースターズ』第2期のオープニングテーマ曲『怪物』のシーン背景画に採用されたことを発表した。同オープニングテーマ曲は音楽ユニットのYOASOBIが担当している。

今回使用されたAI技術は、著名な200人以上の画家の作品を学習させた描画モデルと、rinna社が研究開発を進めているGAN(General Adversarial Network)を応用したテキストから画像を描く技術を組み合わせ、テキストやほかの創作物から着想を得てオリジナルの絵画を描くというものだ。本技術を用いると、特定の時代・地域の作風や、過去の画家のスタイルを現代によみがえらせ、新たな創作が可能になるとのこと。

図1:AI技術で生成した描画の例

またrinna社のAI技術は、30以上の主要スタイルをベースに、10の26乗個の多様なパターンデザインが可能とのこと。カスタマイズされたパターンをオンデマンドで作成でき、工業デザイン、服地デザイン、パッケージデザインなどの分野で利用されている。

図2:AI技術によるパターンデザインの例

図3:楽曲『怪物』のシーン背景画に採用されたAI技術による絵画とパターンデザイン © 板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会

AIによる絵画やパターンデザインは、今後さまざまなシーンでの活用が期待されている。rinna社は自社が運営するLINEのAIチャットボット「りんな」に、開発した描写モデルを実装した。りんなは2020年4月に、東京藝術大学 エンターテインメントの研究グループの研究員に就任し、AI画家として研究と創作活動を実施している。

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