rinnaとギブリーが協業「AIチャットボットが日常で当たり前に活用される世界観」目指す

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元女子高生AI「りんな」などで知られるrinna株式会社と株式会社ギブリーは4月20日、自由に雑談するAIチャットボットの開発と販売で協業することを発表した。rinnaはAIチャットエンジンを使った自由会話能力の実装、AIキャラクターの組み込みでギブリーに技術協力する。

rinnaは、マイクロソフトのAI&リサーチ部門でAIチャットボットを研究していたチームがスピンアウトして2020年6月に設立したAI開発企業。ディープラーニング(深層学習)技術を活用し、AIが文脈に応じた会話文を自動生成して人間と自然に会話する「共感チャットモデル」、AIが話し声や歌声で豊かに感情を表現できる「音声合成システム」などの技術を発表してきた。

ギブリーはDX事業(業務自動化支援)、Conversation Tech事業(デジタルマーケティング支援)、HR Tech事業(エンジニア人材育成/採用支援)を展開するIT企業。DX事業のサービスとして、業務自動化チャットボット「PEP」、Conversation Tech事業のサービスとしてチャットボット型オンライン接客ツール「SYNALIO」、企業のLINE公式アカウント運用ツール「LIBERO」などを提供している。

今回の協業にあたり、rinnaはギブリーに会話内容や音声表現をカスタマイズしてキャラクター性を持たせたAIチャットボット(AIキャラクター)を開発できるプラットフォーム製品「Rinna Character Platform」を提供。ギブリーはRinna Character Platform上でrinnaのAIチャットエンジンを使い、自由会話をする能力をタスク指向型チャットボットであるPEP/SYNALIO/LIBEROに付与する。

ギブリーはrinnaのISV(Independent Software Vendor/独立系ソフトウェアベンダー)パートナーとして、Rinna Character PlatformのデフォルトAIキャラクターをPEP/SYNALIO/LIBEROに組み込み、企業ユーザーに販売する。

rinnaはRinna Character PlatformのISVパートナープログラムとして、デフォルトAIキャラクターをパートナー製品に組み込んで顧客に提供する「AI Assistant」プランと、単一顧客向けに開発したオリジナルのAIキャラクターをパートナー製品に組み込んで顧客に提供する「AI Character」プランの2形態を用意している。

今回、rinnaとギブリーは「AI Assistant」プランの形態で協業をスタートしたが、今後は「AI Character」プランの形態へも協業範囲を拡大予定という。

株式会社ギブリー 取締役/DX部門管掌兼広報担当役員の山川雄志氏は「rinna様との連携開始を心より歓迎いたします。従来のチャットボットでは、想定されない質問が入力された場合、『回答ができない』という返答を一意に返すのみでした。今回の技術連携により『チャットボットに話しかけたものの、わからないという回答ばかり返ってくる』という体験がなくなるため、これまでにないUXをお客様に提供できると確信しています」とコメントする。

また、「今後、技術的・事業的連携を深め、AIチャットボットが仕事や生活の日常で、当たり前に活用される世界観の実現に寄与して参ります」と述べている。

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