AIが検索ワードから特徴にあった企業を検出する検索エンジン

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株式会社エクサウィザーズは10月26日、企業検索特化型の人工知能(AI)検索エンジン「ExaWizards AnyInc」(エクサウィザーズ エニーインク)の提供を開始すると発表した。

ExaWizards AnyIncは、これまで複数領域においてAIプロダクト開発を手がけてきたエクサウィザーズが独自に開発したもの。スタートアップや中小零細企業も含むウェブに情報を公開している企業を対象に、一般的な業種分類や商品分類で使用される単語に限らず、自由な検索キーワードで業務シーンに合わせた企業検索が可能となる。

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AIが検索ワードに近い企業を出力、業務シーンに合わせた検索が可能に

ExaWizards AnyIncは、従来では難しかった「産業用ロボットの事業を展開する会社や太陽光発電の会社などの細かい粒度で企業を調べたい」「数十~数百社の企業リストを簡単に作成したい」「業務シーンに合わせて売上・設立年度などでの絞り込み・並び替えをしたい」といった、企業検索シーンでの課題を解決する企業特化型のAI検索エンジンだ。

AIが検索ワードと企業の特徴の近さを推定し結果を出力することで、検索キーワードに最も近い企業を上位表示し、中~小規模の会社でも埋もれさせない仕組みを実現する。また、企業検索に特化したことによる検索結果の精度向上により、誰もが探したかった企業を簡単に探すことができ、従来はアプローチできなかった企業の発見につなげられる。

ExaWizards AnyIncは、以下のような活用シーンがある。

「事業・サービスのリサーチ」では、売り上げTOPの会社、設立が最近の会社などを抽出しながら、市場リサーチに役立てることが可能だ。似た会社も調べられるため、競合リサーチにも適している。また、売上・利益・従業員数などでの並び替えをすることで、代表的な会社の抽出をすることや、設立年度での並び替えをすることで、新興企業の抽出をすることができる。

「営業・マーケティングのリスト抽出」は、製品・サービスのターゲット像に合わせて、より自由かつ細分化した企業捻出が可能となる。細かなキーワードでの検索と、売上・従業員数・所在地などでの分類を組み合わせることで、製品・サービスの特性に合わせて絞り込みをした企業リストが作成できる。

「調達先の候補選定・財務チェック」は、「精米機」「太陽光発電」のように細かなキーワードでの検索と似た会社の検索を組み合わせることで、現在の調達先の代替候補の選定や新たな調達先の発掘ができる。また、一部の会社の財務情報の確認も可能だ。

「M&Aロングリスト作成」では、「AI」「IoT」「SaaS」など、従来の企業分類には存在しなかったキーワードでもリストを作成できるため、M&A・投資・オープンイノベーションなどを検討するための企業発掘が可能となる。

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エクサウィザース、シチズンと提携し顧客の好みにあった腕時計を提案

上記以外にもエクサウィザーズでは、AIを活用した腕時計のレコメンドサービスを提供している。

株式会社エクサウィザーズは2020年7月7日、シチズン時計株式会社と共同開発した「AIウオッチレコメンド」サービスを開始したと発表した。

AIウオッチレコメンドは、ファッションや腕時計の好みに関する質問などに回答すると、AIが分析しシチズン製品約700モデルのなかからユーザーにレコメンドを表示するサービスだ。

プレスリリースによると、エクサウィザースとシチズン時計は満足度のより高いサービスを目指したという。そこで、AIウオッチレコメンドには、なぜこの商品がオススメなのか理由にくわえてユーザーに合わせた提案が盛り込まれている。

AIウオッチレコメンドを使うことで、潜在的に「時計を購入したものの、自分に合った時計がわからなかったり、じっくり検討したかったりする」などの層が抱える悩みの解消につなげられる。これは、昨今の新型コロナウイルスによる影響で実店舗に行きづらい情勢でも、オンライン上で製品を提案をしてくれる新たな接客スタイルのひとつとなるだろう。