刃物を検出する自律移動警備AIロボット 警備員の負担軽減に貢献

このエントリーをはてなブックマークに追加


グローバルウォーカーズ株式会社は7月8日、同社のAI技術とセントラル警備保障株式会社のノウハウを組み合わせ、自律移動する警備ロボット向けの「AI物体検出システム」を受託開発したと発表した。

この警備ロボットは、公共施設やオフィスなどの人が行き交うような混雑した場所においても、白杖や刃物を高精度かつ即座に検出可能だ。

>> プレスリリース

警備員の業務負担の軽減や人件費の削減に期待

グローバルウォーカーズは、自律移動する警備ロボットの主機能のカメラ映像から物体を検出するAI物体検出システムを開発した。

AI物体検出システムは、最新のディープラーニング研究成果を含む複数のAIモデルを用いることで、高精細カメラ映像から対象物体を高精度に検出可能にしている。

また、同システムは、複数のモジュールの並列処理、C++やPythonなど複数の言語を活用可能で、C++を用いることで画像処理の高速化を、Pythonを用いることでAIの開発効率向上を実現できる。

AI物体検出システムを搭載した警備ロボットは、本稿冒頭に記載したとおり、人が行き交うなかでも白杖や刃物を検出できる。そのため、これまで警備員では難しかった長時間の巡回警備業務が可能になり、警備員の業務の負担軽減や人件費の削減が期待されている。

警備ロボットに搭載した物体認識システムの認識例

>> プレスリリース

AIを搭載したロボットで自動野菜収穫 人手不足を解消へ

AIを搭載したロボットにより、人手不足の解消を目指すソリューションは、警備業界だけでなく多くの分野で活躍が期待されている。

AGRIST株式会社(アグリスト)は2020年1月31日、開発したAIを活用した農産物の自動収穫ロボットを、同年1月からビニールハウスで運用を開始していると発表した。自動収穫ロボットの狙いは、農家は作業において大半の時間を費やしている収穫作業の省力化・効率化だ。

アグリストのプレスリリースによれば、日本の農業者の平均年齢は67歳。高齢化が進むと同時に、農業の担い手不足の危機を迎えているという。

そのためアグリストは、人の代わりに収穫してくれるロボットを開発することで、日本の農業が抱える担い手不足という課題の解決を目指している。

アグリストが開発した自動収穫ロボット