AIが乗客の忘れ物を検知、あいおいニッセイ同和損保ら自動運転バスの実証実験

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画像は小型バス「ポンチョ」

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)は9月18日、愛知県の「2020年度自動運転社会実装プロジェクト推進事業」の一環として、常滑市にて実施する自動運転の社会実装を見据えた実証実験に参画したことを発表した。

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AIによる忘れ物検知システムを自動運転バスで導入

愛知県では、将来の自動運転サービスの実現を目指し、2016年度から自動運転の実証実験を開始してきた。さらに、2019年度からは内閣府の未来技術社会実装事業を活用し、地域ごとに想定されるビジネスモデルをふまえた実証テーマを設定することで、自動運転の社会実装を見据えた実証実験を実施している。

「車内見守り(忘れ物検知・注意喚起)」デモンストレーションのイメージ

今回の実証実験であいおいニッセイ同和損保は、実証実験に使用される自動運転バスに、同社と提携するmpathy.ai社が開発を進める人工知能(AI)による乗客見守りシステム(Visual Ride Attendant)を搭載し、乗客の忘れ物検知およびアラートによる注意喚起のデモンストレーションを実施する。なお、自動運転バスでの実施は国内初の取り組みという。

今回は、愛知県の2020年度自動運転社会実装プロジェクト推進事業における一環として、あいおいニッセイ同和損保は常滑市にて、株式会社NTTドコモを中核に、名古屋鉄道株式会社・名鉄バス株式会社・愛知製鋼株式会社・国立大学法人群馬大学・日本モビリティ株式会社・中部国際空港株式会社・愛知国際展示場株式会社・フォーポイントバイシェラトン名古屋中部国際空港・常滑市らとともに、「AIによる忘れ物検知システム」の実証実験を実施していく。

また、あいおいニッセイ同和損害保険は、自動運転の普及を見据え、2016年度から国立大学法人群馬大学(以下、群馬大学)と自動運転の実証実験などを通じた保険商品、事故対面といった諸課題についての共同研究を実施している。2020年度には、群馬大学発スタートアップ企業である日本モビリティ株式会社と業務提携し、各地域の実証実験を通じて、地域の交通課題解決に向けた取り組みを進めている。

今後もあいおいニッセイ同和損保は、各地域の実証実験への参画を通して、自動運転車の社会実装に関わる諸課題の解決に向けた保険会社の役割について検討を進め、安心・安全・快適な街づくりへの貢献を目指すとのこと。

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あいおいニッセイ同和損保、新たなモビリティ社会に対応した保険商品の開発へ

あいおいニッセイ同和損保は、新たな保険商品の開発などに取り組む企業として知られる。

最近でも、あいおいニッセイ同和損保と株式会社NearMe(以下、ニアミー)は2020年8月6日、地域活性化に貢献する新たなモビリティサービスの開発に向けて業務提携をしたことを発表した。

これまで、あいおいニッセイ同和損保は、将来の環境変化に備えた新たなビジネスモデルの創造に取り組み、モビリティ社会の本格展開を見据えて、CASE・MaaSに対応した保険商品・サービスの開発を進めてきた。

また、あいおいニッセイ同和損保と業務提携するニアミーは、最適なルーティングを可能とする独自AIを活用した、空港版スマートシャトルの拡大による新たなビジネスモデル開発など、「瞬間マッチング」プラットフォームの提供を検討中だ。

今後、あいおいニッセイ同和損保は、ニアミーとの業務提携によって空港と都市間をはじめとする「スマートシャトル」での保険商品・サービスの開発を目指していくという。