JR新宿駅の天井裏の確認作業にドローンを使う実験が実施された

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画像はLiberaware公式サイトから

JR東日本スタートアップ株式会社は5月15日、JR新宿駅の天井裏の点検手法において、ドローンの有用性や業務効率化の可能性を確認できたと発表した。

本発表は、株式会社 Liberawareが開発した狭小空間特化型ドローン「IBIS(アイビス)」を活用し、設備点検における新たな手法についての実証実験によるものだ。


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限られた時間にしかできない点検作業の効率化を目指す

駅舎における改良工事やメンテナンスは、電車の終電から始発までの限られた時間にしかできなかった。そのため、いかに短時間かつ効率的に作業を進められるかがポイントだった。

しかし、天井裏の点検は、天井面をひとつずつ外しながら作業をするため、非常に時間がかかっていた。

そこで、 Liberawareの狭小空間特化型ドローンIBISを活用することで、天井裏の点検業務を改善できるかをJR新宿駅で実証実験した。

プレスリリースによれば、実験では天井裏の状況 確認業務について、ドローン活用の有用性や業務効率化の可能性を確認できたという。さらに、IBISで駅舎天井裏を撮影した後、その動画から配管やケーブルなどの計測や3D化にも成功したそうだ。

JR東日本スタートアップ株式会社と株式会社 Liberawareは今後、精度をより高めるための検証をしていき、人が直接入れない場所の点検において、作業の負担軽減や生産性向上につながる新たな点検手法の確立を目指す。

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山間部での被害者動物や遭難者の発見にも活用

さまざまな作業の効率化などを目的に、ドローンを活用する例が増えつつある。スウィフト・エックスアイ株式会社では2020年3月に、TOL型固定翼ドローンを使用し、和気町が企画した「有害動物検知実験」および「遭難者捜索実験」を実施した。

有害動物検知実験は、赤外線カメラ映像から有害動物の位置を確認、生態調査などを行うことを想定している。実験では、夜間にフライトを実施したところ、10分程度で3匹の有害動物を検知できたそうだ。

また、遭難者の発見における実験では、4人の遭難者が出たと想定して取り組んだ結果、90分のフライトで3人の発見に成功している。