姿勢のゆがみを診断するAIアプリ、肩こり・腰痛などの原因を分析

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1月22日、株式会社お多福labは、AIが姿勢を診断してスコア化するシステム「Posen(ポーズン)」の開始を発表した。

高齢者向け施設、医療などがメインターゲット



ポーズンは、タブレットやスマートフォンのカメラで撮影するだけで使えるアプリ。全身(前面、側面)を撮影するだけなので所要時間はわずか1分というのもポイントだ。身体への専用器具装着などももちろん不要。

AIだからといって使い方は非常に簡単なのも魅力(画像は公式サイトより)

AIがユーザーの関節を読み取り、姿勢のゆがみと関節の可動域を数値化(スコア化)する。スコア化することで、現代人が抱える頭痛や肩こり、腰痛、不眠など身体の悩みの原因を、姿勢から分析できる。

アプリの主なターゲットは、高齢者向け施設や接骨院、マッサージ店など。そのほかでは、接客業をはじめとする多くのビジネスでの活用も期待できるという。要するに、姿勢施術を要する現場向きのアプリのようだ。

必要な機材も少なく、広いスペースもいらない(画像は公式サイトより)

ポーズンは管理システムを搭載しているため、問診記録で利用者の健康状態を確認可能。過去の結果と見比べることもでき、さらには管理画面からLINEやメール送信も可能だという。スコアを表示するため姿勢の分析結果を客観視でき、姿勢の修正はもちろん、リハビリや治療を継続するシーンにおいての意欲向上につながるとしている。

LINEなどで送れる診断結果自体も、わかりやすく示されるようになっている(画像は公式サイトより)

なお、本アプリの開発には、大阪大学数理・データ科学教育研究センター特任教授 高野渉先生が技術協力している。

>>プレスリリース

動きを数値化するAIの取り組みは進んでいる

ポーズンは先に書いたとおり高齢者向け施設、医療などでの活用を狙っているが、スポーツなどの現場でも動作や姿勢を数値化する取り組みが始まっている。

まず、1月21日にはエイベックスがダンス技術のスコア化するアプリを発表した。ダンス分野では、育成や評価システムにおいて個人の感覚や感性に左右されることが多かったのが背景にある。アプリには骨格検知、動画解析などの技術が使われている。

ダンスの数値化にあたって、人間の骨格を検知している

スマートフォン向けの専用アプリを使うだけで、ダンス技術をスコア化しスキルチェックが可能になる。すでに、エイベックスの「エイベックス・アーティストアカデミー」のダンスクラスで導入中。

また、2019年1月にはNTTPCコミュニケーションズが単眼カメラの映像から動作解析を可能にするAPIプラットフォームサービスをリリースしている。

Ledge.ai編集部で実施した際の管理画面の比較結果。部位別、時間別の一致度合いなども表示される

動画解析はプロスポーツではよく用いられている技術だが、特別な機材などが必要だった。そこでNTTPCコミュニケーションズはスマホひとつで、多くの人が利用できる動画分析サービスを確立しようとしている。