埼玉工業大学は9月22日、深谷観光バス株式会社との協力により、大学と最寄り駅(JR高崎線「岡部駅」)間のスクールバスとして、大型自動運転バスを一部の運行に導入したことを発表した。
この大型自動運転バス(レインボウⅡ)は、約1.6kmの公道を法定速度内の最高40km以下で走行する。ドライバーは乗車しているが、ハンドルとアクセル・ブレーキはシステムの自動制御で走行する。
運行期間は9月19日から12月23日の毎週月曜日と金曜日。ただし、10月14日から11月21日は、当該バスが他地域での実証実験に参加のため運休。
運行は、スクールバス運行表の「岡部駅(南口)⇔ 大学発」10:30〜14:45の1日9便。着席での運行のため、乗車定員は22名で、学生以だけでなく、来校する一般の方も乗車可能。運賃は無料。
自動運転中のバス車内の様子
同大学では2019年12月に、自動運転マイクロバスを大学と最寄り駅の間のスクールバスとして導入した。その後、新型コロナウイルス感染症の蔓延防止の観点から運行を中止していたが、今回、スクールバスの再開に合わせて大型自動運転バスをスクールバスに導入し、学生の送迎を再開した。
なお、この大型自動運転バスは、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の放送期間中から放送後にかけて(2021年2月〜2022年1月)、「渋沢栄一 論語の里 循環バス」として合計約1万kmの自動運転走行を行った。
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