「DX人材として転職活動するとき、どんな企業に入れば幸せになれますか?」:セミナー動画公開中

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レッジがAIのスペシャリストを招いて開催する参加費無料のウェブセミナー「Ledge.ai Webinar」では、さまざまな業界で活躍するAIのスペシャリストをお招きし、最先端の情報に触れる機会を提供します。

6月に開催したLedge.ai Webinarでは、リンクトイン日本代表 村上臣さんと日本ディープラーニング協会 人材育成委員メンバー/株式会社ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business 野口竜司さんのおふたりをゲストにお迎えし、DX時代の転職やキャリア、DX人材を採用したい企業向けにセミナーをお送りいたしました。

本セミナーの模様は、下記のYouTubeにて公開していますので、ぜひともご覧ください。本稿では「セミナーでは、どんな話を聞けるのか」をいくつかピックアップしてレポートします。

登壇者紹介

リンクトイン日本代表 村上臣氏

青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。2000年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。2011年に一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月に7億5600万人が利用するビジネス特化型ネットワークのリンクトイン(LinkedIn)日本代表に就任。複数のスタートアップの戦略・技術顧問も務める。主な著書に『転職2.0』(SBクリエイティブ)がある。

日本ディープラーニング協会 人材育成委員メンバー
株式会社ZOZOテクノロジーズ VP of AI driven business
野口竜司氏

ZホールディングスのZOZOで様々なAIプロジェクトを推進するかたわら、大企業やスタートアップのAI顧問・アドバイザーやAI人材育成も実施。「ビジネスパーソンの総AI人材化」を目指し活動中。著書に「文系AI人材になる」(東洋経済新報社)など。

Ledge.ai 編集長
高橋忠弥(モデレーター)

前職は出版社においてIT・デジタル系のウェブメディアと週刊誌の編集者として活動。また、有料会員制メディアの立ち上げからグロースにも携わる。2019年11月にレッジに参画。2020年7月からLedge.aiの編集長に就任。記事執筆以外にも、セミナーやPodcast等さまざまな媒体での出演経験を持つ。無類のアイスコーヒー好き。

不足するIT人材のなかでも、とくに足りない「ABC人材」

まず、野口さんから「AI for Everyone – みんながAIを学ぶべき時代へ」と題したショートプレゼンからスタート。

―― 野口さん
「AIはDXのコアテクノロジーという考え方が普及しています。DXは新たな価値の創出と競合優位性の確保を目的とし、そのDXのなかでも中核を担うAIへのリテラシー(=理解)は必須だと思っています。

ただ、AIを使いこなしてDXを推進する人材は本当に少ないと感じています。DX推進を望む企業は多いものの、DXを推進する人材が足りないという話はよく聞きます。リンクトインの村上さんとしても、DX人材不足は感じられますか?」

―― 村上さん
「むちゃむちゃ不足していますね(笑)

そもそもIT人材自体が不足しているのですが、そのなかでも我々が言う『ABC人材』が際立って足りていないです。ABC人材というのは、AI、ビッグデータ、クラウドを活用できる人材のことで、この数年来はABCいずれの人材も足りていないです」

―― 野口さん
「不足するABC人材のなかでも、AI人材は非常に重要だと思います。ただ、AIは“理系”の人だけが学べばいいのかと言われるとそんなことはありません。企画したり、プロマネとして動いたり、現場への導入など、文系の方……つまりは全員がAIへの理解を深めなければいけません。事実、学校教育などでもAIやデータサイエンスに関する授業が多くの大学などではじまっています。

また、『AIを使いこなす人材になるには、とりあえずPythonを学ぶべき?』といった質問が挙げられることがあります。私としては『ぜひ辞めましょう』といったお話をさせていただきます。器用な方であればできるのかもしれませんが、Pythonなどを無理して勉強した人がAIに“アレルギー”を感じてしまった人も身近にいました(笑)

AI人材になるには私としては、『心技体+知』を総合的に学び、AI人材としてのマインドと実践力をつけることをオススメしています」

……などなど!

「DX人材として転職するとき、どんな企業に入ると幸せになれますか?」

野口さんのプレゼンのあとには、パネルディスカッション形式で視聴者のみなさまからお寄せいただいた質問などをもとに、野口さんと村上さんのおふたりにお話いただきました。

質問:DX人材ってそもそもどんな仕事を任されているんですか?

―― 野口さん
「各社によって異なると思いますが、DX啓もうやDX教育、プロジェクト発足などを任されると思います。会社によってDXも大小あると思っていて、最初から決めたゴールに向かって進む場合と、小さく雪だるま式に成功を作っていく場合のふたつのいずれかではないでしょうか」
―― 村上さん
「DXという言葉が広範囲に使われていると思うんですよ。単純にアナログをデジタル化させること、デジタライゼーションを推進する立場になることもあります。そういう意味でも、DX人材を募集する求人内容は、粒度もレベル感も多様だなと感じています。あとは、社長さんが『AIを導入しなきゃ!』となって、トップダウンで“とりあえず”募集がかかっている、そんな話も聞きますね(笑)」

質問:DX人材として転職するとき、どんな企業に入ると幸せになれますか?

―― 村上さん
「本当に事業を推進するようなポジションの求人って、実はそんなに求人に出ないんですよね。いわゆるリファラルで決まっちゃうパターンが多いです。まず、自分たちでリンクトインなどを使って探してみて、それで見つからなければ求人を出す、といった企業が多いです」
―― 野口さん
「DX人材になりたい、もしくはDX人材として活躍したいと考えられている人は、自分から企業を探しに行く、といったアクションが必要ですよね」
―― 村上さん
「そうですね。ビジネスでは、狭く深くよりも緩く広いほうが役に立つので、そうしたネットワークを作ることも大切です。あとは、自分がやりたいことを周りの人に話すことで、何かあったときに『そういえば知り合いに、〇〇をやりたいって言っている人いた』となるケースもあります。大事なのは、パスをもらえるようにすることです」
―― 野口さん
「DX人材としては、個人発信をしてネットワークを広く作りながら、反応してもらえる人や企業を“待つ”ことが、良い出会いを作るのではないですかね」

……などなど。

そのほかパネルディスカッションでは

・企業が良いDX人材を獲得するにはどうすればいい?
・G検定などの資格は転職で有利に働きますか?
・現在はAIエンジニア。今後は手を動かすよりも管理職などになりたいが、転職ニーズはあると思いますか?
・5年後、10年後もAI/DX人材は求められますか?
・AIについて作れないけれど理解はある程度もっている。そんな人材って需要はありますか?
・(ダイバーシティ戦略として)特異な能力をもつ人を採用しても、中長期的な経営戦略で気が付けば金太郎あめ状態。同調化させない方法はありますでしょうか?

など、非常に多くの質問にパネルディスカッションでは触れつつ、お話いただきました。

本セミナーは、YouTubeにて公開中です。登録など不要で、どなたでも視聴できますので、ぜひともお楽しみください。

松尾豊氏講師の無料AI講座「AI For Everyone」累計受講登録者数が1万人を突破

セミナーに登壇した野口さんも所属する日本ディープラーニング協会では、すべてのビジネスパーソンに向けた、人工知能(AI)/ディープラーニングについてまず『知る』ための無料エントリー講座として「AI For Everyone」を公開中です。2021年6月には受講登録者数が1万人を突破しました。

本講座はAIの権威として知られるスタンフォード大学のAI研究者で計算機科学者のアンドリュー・ン(Andrew Ng)氏率いる、DeepLearning.AIが提供する非エンジニア向けオンラインAI講座「AI for Everyone」(オリジナルは英語)をベースにされています。オリジナル版の「AI for Everyone」はCoursera上で、すでに全世界では60万人以上が受講しています。

学習内容は「ニューラルネットワーク、機械学習、ディープラーニング、データサイエンスなど、一般的なAIに関する専門用語とその意味」「実際にAIができること、できないこと」「組織の課題解決のためにAIを適用できる可能性とその方法」「機械学習およびデータサイエンスプロジェクトの進め方」「AIエンジニアチームと連携して社内でAI戦略を構築する方法」「AIを取り巻く倫理的および社会的議論の概要」としています。

DX人材を獲得したい企業の方も、DX人材として今後キャリアを歩みたい人も、まずAIリテラシーを高めるべく「AI For Everyone」に挑戦してみるのがオススメです。

【「AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)」概要】
・受講資格:制限なし
・受講期間:制限なし(※修了証付きコースの場合は180日以内に修了する必要がある)
・受講サイト:公式サイト
・講座形式:オンラインでのビデオ講座形式/約5時間(ビデオ講座のみ)
・「無料聴講コース」(ビデオ講座のみ視聴が可能)
・「Coursera修了証付きコース」(ビデオ講座に加え、確認テストを受験)