あいおいニッセイ同和損保、AIを活用した交通サービスと提携し新たな保険商品に取り組む

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あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)と株式会社NearMe(ニアミー)は8月6日、地域活性化に貢献する新たなモビリティサービスの開発に向けて業務提携をしたことを発表した。

あいおいニッセイ同和損保は、ニアミーと業務提携によって空港と都市間をはじめとする「スマートシャトル」での保険商品・サービスの開発を目指していく。

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新たな保険商品の開発で地域の活性化を目指す

ニアミーは、顧客のリアルタイム位置情報を活用して地域活性化に貢献する「瞬間マッチング」プラットフォーム構築に取り組んでいる。シェアリングエコノミーを鑑みたMaaS領域から、渋滞緩和、混雑の解消、高齢者の移動手段となることを目指し、独自のAIを活用した「タクシー相乗り」アプリとオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」を開発・提供している。

近年、顧客の意識やライフスタイルの多様化により、社会環境は大きく変化してきた。それに伴い、移動におけるイノベーションが加速し、国内各地域では地域特性に応じたMaaSの取り組みが進められている。

そうしたなかで、あいおいニッセイ同和損保は、将来の環境変化に備えた新たなビジネスモデルの創造に取り組み、モビリティ社会の本格展開を見据えて、CASE・MaaSに対応した保険商品・サービスの開発を進めている。

あいおいニッセイ同和損保と業務提供をするニアミーは、最適なルーティングを可能とする独自AIを活用した、空港版スマートシャトルの拡大による新たなビジネスモデル開発など、「瞬間マッチング」プラットフォームの提供を検討中だ。

業務提供にあたり、あいおいニッセイ同和損保 専務執行役員の渡辺一向氏は、以下のように語っている。

――渡辺氏
「社会環境の急激な変化に伴い、お客様の意識・ライフスタイルが多様化しており、『移動』におけるさまざまな課題への解決策として、日本の各地域で『CASE・MaaS』への期待が高まっております。このような中、ニアミー社は、時流を捉えたマッチング・サービス(エアポートシャトル、通勤シャトルなど)を提供しています。

すでに弊社はニアミー社のドアツードア通勤シャトル『nearMe.Commute(ニアミーコミュート)』の実証実験に参加しており、今般の提携を機に、他の領域についても、弊社のテレマティクス保険の先進技術やリスクマネジメント分野のノウハウを活用し、地域のお客様に喜んでいただけるようなサービス開発を両社で目指して参ります」

くわえて、ニアミー代表取締役社長の高橋源一郎氏は、以下のようにコメントしている。

――高橋氏
「弊社は社会のあらゆる『もったいない』を解決する会社でいたいと考えております。一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会が発行する『TAXI TODAY in JAPAN 2019』によると、タクシー会社の実車率は、主要都市(東京都・大阪府・愛知県)において40%台、またさらなる高齢化社会に向けてドライバーの減少といった課題が存在します。

この地域資産と人々のニーズをマッチングするプラットフォームを提供することで、人々がサスティナブルで活き活きとした未来を実現するという弊社の思いと、あいおいニッセイ同和損保社の経営ビジョンが一致し、今回の地域活性化に向けた業務提携が実現したこと、大変嬉しく思います。今後両社一丸となり、皆様のためのサービス開発をしてまいりますのでご期待ください」

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利用者に合わせてルート変更するオンデマンドバス AI活用で効率的な運行を実現

AIなどを活用した交通サービスを提供することで地域活性化への貢献が期待できる。

西日本鉄道と三菱商事が共同で出資するネクスト・モビリティ株式会社は6月11日、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」の全国展開の開始を発表した。

のるーとは、利用者のリクエストに応じて適宜ルートを設定しながら運行するオンデマンド型乗り合いサービス。利用者は出発地・目的地を設定し、配車予約をすると、アプリから案内された時刻に乗車場所でバスを待つという仕組みだ。AIが利用データを蓄積・学習することで、待ち時間や乗車時間の短縮など、より効率的な運行が可能になる。

全国展開に伴い、ネクスト・モビリティでは、AI活用型オンデマンドバスの導入を希望する全国の地域・交通事業者に対し、のるーとのオペレーションの仕組みと導入・運営ノウハウを広く提供していく。