ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役 会長兼社長執行役員 孫正義さん(SoftBank World 2021より)
ソフトバンクグループ株式会社(SBG)は、AI(人工知能)企業への投資で知られる「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」において、自動配送ロボットや飲食店用の配膳ロボットなどを手がける、中国のKeenon Robotics Co., Ltd(キーン・オン・ロボット)への2億ドル(約220億円)の出資を主導した。キーン・オン・ロボットが現地時間9月15日に発表した。
Keenon Robot 公式サイトより
ソフトバンク・インベストメント・アドバイザーズの前マネジングパートナーで、ソフトバンクグループのマネジングディレクターを務める松井健太郎氏は「ロボティックソリューションは反復的で退屈なワークフローを手助けすることで、サービス業界全体に絶大な影響を与えられると確信している」とコメント。
続けて、「KeenonはAIと機械学習を使用し、高度な製造能力と組み合わせることで、革新的なロボティクスを構築し、中国をはじめとする世界のレストラン、ホテル、病院の生産性を増大させることに役立つ。Li Tong氏およびKeenonチームと提携し、スマートな自動配送の革命を推進するという同社のミッションをサポートできることをうれしく思う」と語った。
キーン・オン・ロボットの創設者であるTony Li(トニー・リー)氏は、今回の資金調達により「社内の研究開発を通じてイノベーションを推進し、新しくて効率的かつコスト削減のアプリケーションを提供する一方、新規マーケットへの進出と、成長を促進して売上高を増大させる新しい可能性を見いだすことで、現行のロボットプラットフォームを拡大する」と述べている。
なお、本出資はCICC ALPHAとProsperity7 Venturesが支援するシリーズD資金調達によるもの。キーン・オン・ロボットによると、現時点でサービスロボット分野における最大の資金調達ラウンドという。
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