ソフトバンクグループ、人型ロボット「ペッパー」を生産停止「お疲れさまでした」「さよなら……」

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画像はUnsplashより

ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)のソフトバンクロボティクスグループが2020年から、人型のロボット「Pepper(ペッパー)」を生産停止していたことがわかった。同ロボットは販売が伸びておらず、在庫を十分に確保できていることが原因と見られる。ロイター通信などが報じている。

Unsplashより

ソフトバンクGはあくまで「Pepper」の生産を中止しただけで、販売そのものは継続しているものの、SNS上では早くも「お疲れさまでした」「えー、マジか」「悲しいね」「さよなら……」などのコメントも見られる。

ソフトバンクGのロボット事業は日本のみならず、アメリカやフランスなどにも拠点がある。ロイター通信の報道によると、日本ではすでに配置転換済みで、アメリカやイギリスではスタッフを約半分に削減したという。フランスでも2021年9月に最終的な人数は未定だが、約330人のスタッフを半減すると見られる。

>>ロイター通信による報道

日本経済新聞やNHK NEWS WEBの報道によると、ソフトバンクロボティクスは現在でも「Pepper」の販売は続けており、需要が回復すれば生産を再開することも検討しているという。

>>日本経済新聞による報道

>>NHK NEWS WEBによる報道

「夢見た未来」はロボットからAIに変わったか

ソフトバンクグループは「Pepper」の販売には陰りが見られるものの、5月12日に実施した2021年3月期 決算説明会のなかで、「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の人工知能(AI)企業への投資などで、純利益が4兆9880億円と日本企業の利益として過去最高額を記録したことを発表するなど絶好調と言える。

ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役 会長兼社長執行役員の孫正義さんは6月23日、第41回定時株主総会のなかで、「ソフトバンクグループはこれから情報革命の最先端である、AIを使った情報革命に注力したいと考えています。おそらく、AIを使った情報革命においては資本をもっとも大きく提供しているのがわれわれソフトバンクグループではないかと自負しています」と語っていた。

公式サイトより

現在でも、ソフトバンクの公式サイトにある「Pepper(ペッパー)」のページには「夢見た未来を手に入れよう。」というキャッチコピーが載っている。いつしか「夢見た未来」はロボット以上に、身近な生活に浸透しつつあるAIに変わったのかもしれない……。