2022年AI導入状況調査 4割以上がAI導入により作業時間の削減を実感

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ソニービズネットワークス株式会社は5月30日、全国の会社員や経営者・役員1000名を対象に、「AI導入状況調査」を実施し結果を発表した。

AI導入済み企業の6割強は、過去3年以内にAIを導入


AI導入済みの企業で働く20代以上の会社員に、「あなたの会社で最初にAIが導入されたのはいつですか」と聞くと、3年以内が最も多く28.2%、次いで2年以内が24.8%、1年以内が13.6%だった。3人に2人が3年以内にAIを初めて導入していると回答した。

3年前が2019年の新型コロナウイルス感染拡大開始と重なることから、テレワークの普及に伴ない、AI導入も加速したと考えられる。


「あなたの会社でAIはどのような業務に導入されていますか」と聞くと、「需要予測、販売予測(38.8%)」、「顧客分析、営業活動効率化(36.6%)」、「在庫最適化(33.2%)」などが挙がった。主に効率的な需給管理に使用されていることがわかる。

4割以上がAIで作業時間を削減しているが、大幅な削減は今後の課題に


「AI導入はあなた自身の業務においてはどのような影響がありましたか」という質問には、「作業時間が削減できた(40.2%)」「生産性が向上した(34.6%)」と回答しており、業務の効率化について一定の成果を感じていることがわかった。


「作業時間が削減できた」と答えた人に対して、どの程度削減できたと感じるか聞くと、8割以上が「20時間未満」と回答した。大幅な作業時間の削減はまだできていないようだ。

AIの専門人材不足


「AIを導入して、運用面で感じる課題はありますか」と聞くと、半数近くが「AIを最大限活用できていない(48.6%)」と回答。効率的な運用にハードルの高さを感じていることがわかった。

また、3人に1人が「運用できる人材がいない(30.4%)」と回答しているほか、AI未導入の企業に「AIが導入されていない要因として当てはまるものは何ですか」と聞くと「AIの導入をリードできる人材がいない(31.4%)」「AIに関する知見のある人材がいない(27.4%)」など、導入前後の人材不足が大きな課題となっている。

今後、AI導入が広がっていくと想定される中で、専門人材がいなくてもAIを導入できる手段や効率的に運用できる方法が必要であるといえる。

会社規模によるAI格差が進行中


AI未導入の企業に勤める会社員に「あなたの会社ではAI導入を検討していますか」と聞くと、「現段階で検討していない」が大企業(300人以上規模)では29.1%、中小企業(300人未満規模)では71%だった。

大企業は3割に満たなかったものの、中小企業では7割を超えており、企業規模によって検討状況に大きなギャップがあることがわかった。


AI導入済みの企業に「AI導入にかけている年間予算はどれくらいですか」と聞くと、大企業では52.3%と半数以上が300万円以上AI導入に予算を割けるのに対して、中小企業は61.7%の企業が300万円までしか予算を割くことができないという結果になった。

会社規模によるAI格差が進行していることが推察される。

調査の概要は以下のとおり。

  • 調査名:AI導入状況調査
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象者:会社員として働く20代以上の男女
  • 調査期間:2022年3月18日〜3月21日
  • 調査機関:ソニービズネットワークス株式会社
  • サンプル数:1000(内AI導入済み:500/AI未導入:500)

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