AIでオリジナル音源を簡単に制作「ついにAIが作曲する時代がきてしまった」

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SOUNDRAW株式会社は9月16日に、クリエイターにとって革新的とうたう、人工知能(AI)作曲サービス「SOUNDRAW(サウンドロー)」を正式リリースした。

「SOUNDRAW」は、AIで無数に生み出されるフレーズを組み合わせ、楽曲の尺・構成・楽器・テンポなどを自由にカスタムし、オリジナルの楽曲を簡単に制作できる。

従来、クリエイターはコンテンツにあう音楽を探すのに多くの手間と時間を取っていたと考えられる。「SOUNDRAW」を使うことで、動画広告やYouTube、Podcastなどコンテンツにぴったりとあう音楽を簡単に短時間で制作できるようになる。

同社は6月に、「SOUNDRAW」のβ版を提供開始して以来、機能の改善や楽曲ジャンルの追加などを重ねてきたという。今後は「曲のバリエーションの継続的な追加」「Windows版のプラグインのリリース」を予定しているとのこと。

「ついにAIが作曲する時代がきてしまった」

「SOUNDRAW」の正式リリースにあわせて、YouTubeチャンネル「ダストマンTips」を運営するダストマンさん、Adobe Community Evangelistの市井義彦さん、ドキュメンタリー監督の岸田浩和さんがコメントを寄せている。

──ダストマンさん

「ついにAIが作曲する時代がきてしまった…。
選曲する手間が省ける利点もあるが

何より自分で作曲していくのが楽しい。

映像の緩急に合わせたり、見せ所を無音にしたり…。
もっともっとサンプリング曲が増えてバリエーションが無限大になるのが楽しみです」

──市井義彦さん

「このサービスは『画期的』だ。

『AI作曲ツール』、正直最初はピンとこなかった。『ジャンルを絞り込むと曲が表示される』という、よくあるAudioのストックサービスのように見えたからだ。

しかし、触るごとに目の前で起こっていることに衝撃を感じた。曲を選ぶだけでなく、そのあとの編集機能が秀逸。テンポを変えられたり、小節ごとに楽器の強さを選べたり、アメリカンなあいの手まで入れられる。

作曲できるソフトはたくさんあるけれど・・・。あまりにも細かいところまで設定できると逆に触りづらいし、大雑把過ぎても『作曲感』がない。ちょうど良い塩梅で触れる・・・。

その『音痴の自分でもできる』感がスゴイ。学生時代、研音部から一番遠いところにいた自分が、ワンタッチで作曲できてる。なんだこれは。さらに曲の長さはエンドレスに伸ばせるときた。

一見、AIに任せきりなのかと思いきや、かなり広く、柔軟にユーザーの意図を汲み取ってくれる。それでいて、ボタンを押すたびに曲が無尽蔵にあらわれる。何曲でもだ。永遠に新曲が現れるこの異様さ・・・。笑いが止まらない。触りやすい上に、豪快で豪腕。活きたAIツールとはまさにこのことだ」

──岸田浩和さん

「ワークフローが、劇的に変化した!

ドキュメンタリー制作においてBGMは、非常に重要な演出要素だ。だから、軽視出来ない。予算の少ない案件では、監督自ら音楽ストックサイトを訪れ、選曲や尺調整に苦労する事も多かった。サウンドローの導入で、こうした悩みが一気に解消した。

シンプル且つ直感的な操作で、イメージに沿った独自性の高い楽曲が生成できるのだ。テンポやメロディーラインだけでなく、曲の転調や楽器の増減を、PC上で試しながらイメージに近づけていける。作品の表現の幅が、一気に広がったと感じる」

>>ニュースリリース

作詞・作曲をするAI「Jukebox」登場 120万曲からアーティスト、ジャンルなどを学習

近年、AIによるオリジナル楽曲は進化を遂げている。

たとえば、テスラのイーロン・マスク氏などが設立に関わった人工知能研究の非営利団体「OpenAI」は2020年5月に、ジャンルとアーティストを選ぶだけで歌詞付きの楽曲を生成する技術「Jukebox」を発表した。

Jukeboxでは、インターネットをクロールして集めた120万曲(内60万曲は英語)のデータセットを作成し、対応する歌詞とLyricWikiからのメタデータとペアにした。メタデータには、アーティスト、アルバムのジャンル、曲の年、各曲に関連する共通のムードやプレイリストのキーワードが含まれている。

音の増減などのデータだけではなく、その曲が生まれた年やアーティスト、ジャンルなどのメタデータと一緒に学習することで、音楽を構成する要素の特徴までも学習したのだ。

これにより、Jukeboxは学習したデータからアーティストの傾向も分析し、ジャンルごとに分類できるようになった。

関係性の強いアーティスト同士は近くに表示されるようになっており、ジャズで有名なTommy DorseyとGlenn MillerやバンドのColdplayとRadioheadがほぼ重なっていたり、なかなかの音楽オタクである。