AIが駐車場の空き状況を把握、大型物流施設の運営効率化へ

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ニューラルポケット株式会社は9月30日、株式会社プロロジスの物流施設において、AI技術を活用した駐車場の満空把握・管制ソリューションを検証したと発表した。

本検証では、ニューラルポケットの画像や映像を解析する独自のAIを利用し、最小限のカメラの台数で駐車場区画の分析・可視化を実現する。また、可視化された情報を活用することで円滑な駐車場管理を目指していく。

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AIカメラで駐車場の満空状況が把握可能に、物流施設運営の効率化を促進

日常的に物流・運輸関連業者の車両が行きかい、多くの従業員が働く物流施設では、安全で効率的な駐車場運営・管理が求められる。そうしたなかで、ニューラルポケットは2020年8月より、施設運営の効率化に向けて、AIカメラを用いた駐車場管制ソリューションの本格提供を目指し、プロロジスが保有する大型物流施設の平面駐車場において実証実験を進めてきた。

今回の取り組みでは、ニューラルポケット独自のAI技術を活用し、最小限のカメラの台数で駐車場区画を分析・可視化していく。可視化された情報を活用して、より円滑な駐車場管理を実現する。

ニューラルポケットのAI駐車場ソリューション特長として、以下の3つの点が挙げられる。

まず、「高い検知精度による安定した運用」。昼夜天候を問わず、カメラに映っている範囲で約100%の検知精度を達成しており、さまざまな外部環境においても、安定してカメラによる駐車場管制・車室の満空把握が可能だ。

次に、「セキュリティ・プライバシーに配慮したAI技術」。端末側で処理しその場でデータ化(エッジ処理)をするため、外部にネットワーク経由で各利用者の車両の映像データを送信せずにAI解析が可能となる。また、駐車場利用のプライバシーや情報セキュリティが守られるだけでなく、通信コストも抑制できる。

そして、「設備投資コストの抑制」。AI解析カメラでの特許技術(変動マーカー技術)により、単眼カメラ1台から広範囲の空間の認識ができるため、設備投資コストを抑えた導入が可能だ。さらに、特殊な工事を必要としない機器の設置で利用を開始できるため、導入コストを抑制できる。

今後、ニューラルポケットは大型物流施設等を中心にAI駐車場ソリューションの提供を目指していくという。

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衛星データから駐車場の空き状況をAIが自動検出、さくらインターネットら

駐車場の満空把握にAIを活用することで、施設運営の効率化が期待される。

さくらインターネット株式会社、株式会社Ridge-i、akippa株式会社は2020年8月4日、衛星データとAI画像認証を活用し、自動車駐車場用スペースの候補地を自動検出するための初期プログラムを研究開発したと発表した。

本プログラムを利用したサービスが実用化されれば、akippaがこれまで現地で探していた自動車の駐車場用スペースが衛星データから確認可能になる。そのため、駐車場開拓における営業活動の効率化が期待されている。

2020年の開発初期モデルは、さくらインターネットが本プロジェクトの企画および衛生データの提供。Ridge-iが機械学習・ディープラーニングの技術を使い、衛星データだけで駐車場用スペースの候補地を検出できるプログラムを開発した。2019年10月~2020年2月、福岡および札幌で実証実験を実施したところ、約75%の精度を実現したという。

さくらインターネットらは、今回の実証実験では福岡と札幌の2都市で活用を開始しているが、今後は全国への展開を検討している。