アプリケーション開発を通してスポーツ×教育を支援する株式会社SPLYZA(スプライザ)は9月27日、スマホで利用できるマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」のベータ版をリリースしたことを発表した。App Storeでインストールでき、1ヶ月無料のお試し期間がある。
スポーツ現場で手軽にスマホで動作分析
SPLYZA Motionは「スポーツ現場で素早く動作分析したい」「中高生でも手軽にスポーツサイエンスに取り組みたい」という要望から生まれたアプリケーションで、iPhoneやiPadなどで撮影するだけで簡単にAIにより動作分析ができる。
撮影した映像から、AIが体の各部位の角度/角速度、速度/加速度、特定の位置からの距離などを簡単に測定可能。オフラインで利用できるため、競技中や練習中などに利用することができる。人間の動作だけでなく、野球のバットやテニスラケット、ゴルフクラブなども検知できる。
体育の授業を変えるか
SPLYZA Motionを導入した大阪体育大学 浪商高校 保健体育科 教員の山中 晃司氏によると、同サービスの導入により、自他の運動を分析することで、生徒が課題克服や技能向上に向けて主体的に取り組むようになったという。
開発の背景には、コロナ禍におけるGIGAスクール構想が推進されていることもあり、全国の小中学校の96%以上が、生徒1人につき1端末を所持している現状がある。そのため、体育の授業でもスマホを使ったこのようなサービスを気軽に利用することができるようになった。
利用方法
App Storeからインストールすることができるが、ベータ版は利用制限があるため、利用希望者はSPLYZAに問い合わせが必要。利用方法についての説明をオンラインで受けることができる。料金は1ヶ月無料トライアル期間があり、その後は月額4,900円(税別)〜となっている。
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