AI基盤の無人レジ第1号店「Standard Market」がサンフランシスコにてオープン

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記事サマリー

「AIを基盤とするレジ無人化システムのStandard Checkoutが導入された、Standard Marketがサンフランシスコ市内にオープン。スキャンやレジ精算は必要なく、商品を自分のバックに入れて、店舗を出るという、新しい購入体験を提供します。」

2018年9月7日に、AI(人工知能)を基盤基盤とする小売店舗向けレジ無人化システムの開発を手掛けるStandard Cognition(スタンダード・コグニション)が、直営店第1号となる「Standard Market(スタンダード・マーケット)」をサンフランシスコ市内にオープンしました。

無人レジの言葉通り、商品購入時のスキャンやレジ精算が必要ありません。システムの実用性を実証するための概念検証(PoC)も兼ねた店舗ではありますが、ユーザーはAI時代の新しい顧客体験を楽しむことができます。

AIによるフリクションレス(手間がかからない)体験

スキャンやレジ精算は必要なく「商品を自分のバックに入れて、店舗を出る」という、ユーザーが行うのは、ただ商品を取るという行為だけです。

といっても、あまりイメージが沸かないと思うので、まずはレジ無人化システムStandard Checkoutを導入した直営店Standard Marketの紹介動画をご覧ください。

レジ無人化システムStandard Checkoutは、どの買い物客がどの商品を持っているかを正確に把握し、買い物客が商品を棚に戻したのか、ポケットやバッグに入れたのか、まで認識されます。

そのため、従来のセルフレジのように商品をスキャンする必要は無く、決済を意識することのない「フリクションレス(手間がかからない)体験」を実現しています。

決済に関して、現在はiTunesもしくはGoogle PlayからStandard Cognitionアプリをダウンロードする必要がありますが、年内には現金やクレジットカードにも対応される予定です。

小売業の未来を垣間見る「レジの無人化という魔法」

無人レジでまず思い浮かぶのは、Amazon Goという方は多いと思いますが、Standard Checkoutは、ほかのレジ無人化システムと比較して以下のようなメリットがあります。

  • プライバシー保護
  • 顔認証を含む生体認証によって顧客の情報を収集しません。

  • 拡張性
  • 天井へのカメラ設置のみでセンサー取り付けなどは不要なため、導入時の店舗側の負担が軽減できます。

  • スムーズな顧客体験
  • 顧客は商品を持ってそのまま店から出るだけ。スキャンや決済のために並ぶ必要はありません。

  • 柔軟性
  • 大胆な売り場レイアウトの変更やタイムセールといった特別売り出しなどへの対応が可能です。

  • インサイト分析
  • 店舗における匿名化された顧客分析が可能です。

無人レジ普及を加速させるStandard Cognition、創業者でCEOを務めるジョーダン・フィッシャーは、以下のように述べています。

――ジョーダン・フィッシャー
「今回の直営店『Standard Market』のオープンは、2年近くに渡る弊社の開発の集大成です。『Standard Market』にお客様を迎えることができるのを大変うれしく思います。

また、お客様には、『Standard Market』での買い物を通して、小売業の未来を垣間見ていただくことができると確信しております。

私たちは、今後常に新しい機能を弊社のレジ無人化システムに追加していく方針で、お客様に“レジの無人化という魔法”を体験していただける場を提供できることにワクワクしています。」

国内でも巻き起こるAIによる無人レジの波

Standard Marketはサンフランシスコでのオープンですが、日本国内でも無人レジ化の動きは進んでいます。

Amazon Goのように、ゲートや赤外線センサー、重量センサーなどの多くの専用機器を使わずに無人レジを実現しているのが、万引き防止AIの開発も手がけるVAAKです。

カメラと映像解析だけのAI無人レジ「VAAKPAY」はLedge.ai(レッジエーアイ)編集部でも実際に体験し、国内の無人レジ化を確実に加速させるプロダクトだと実感しました。


Source:Standard Cognition直営店第1号「Standard Market(スタンダード・マーケット)」を9月7日(金)サンフランシスコ市内にオープン