学生支援緊急給付金、LINE公式アカウントから申請可能に

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<画像:Pixaby>

LINE株式会社は5月28日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、経済的に困窮している学生への支援策として文部科学省が設けた「学生支援緊急給付金」を申請するためのLINE公式アカウント「文部科学省 学生支援緊急給付金」を、文部科学省の依頼にもとづいて開設・提供したと発表した。

>>LINE プレスリリース

学校ごとに発行されたQRコードから申請

LINE公式アカウント「文部科学省 学生支援緊急給付金」は、大学や専門学校など、学校ごとに発行されたQRコードを読み込み、アカウントを友達追加することで利用できる。

生活費・学費に占めるアルバイト収入の割合が高いことや、家庭・両親の収入減少によって家庭からの追加支援が期待できないなど、申請要件に該当するかどうかをチェックしたのち、学籍番号や振込先などを入力の上、学生証の写真などを添付することで申請が可能だ。

LINEは、新型コロナウイルスの影響を受けた人たちに対して、有用かつ利便性の高い仕組みなどを提供できるよう、省庁や自治体に協力してきた。今回もその取り組みの一環として、文部科学省に対し、無償で公式アカウントを提供した。

学生にとって身近なLINEをとおして給付金申請を可能にすることで、困窮している学生にいち早く支援が届けられることを期待する。

>>LINE プレスリリース

10万円の給付金 職員業務をAIが自動化

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、給付金による支援が進められているが、各自治体の職員は支給業務によって負担が大きくなっている。そのなかで、AIを活用し業務の重荷を軽減するソリューションが提供開始された。

株式会社NTTデータは5月1日、「特別定額給付金」支給業務をする地方公共団体向けに、紙資料をデジタルデータ化するAI-OCRサービス、RPAソリューション、RPAソリューションのeラーニングを無償提供すると発表した。無償提供の期間は、給付金支給期間である2020年5月1日から2020年7月31日まで。

特別定額給付金の支給業務では、住民からの給付金申請を電子申請または紙の申請書により受け付け、データのシステム入力や、支給審査を行い、入金処理まで実施している。

NTTデータの自動化ソリューションでは、AI-OCRによる紙の申請書のテキストデータへの変換およびRPAによるテキスト・データのシステム入力、支給審査業務における突合チェック、振り込みデータ作成などを補助する。

新型コロナウイルスによって、飲食店をはじめとする多くの店舗が休業を余儀なくされ、学生など働く場を失っている人もいるだろう。一刻も早くこの事態が収束することを願って、緊急事態宣言解除後もできるだけ外出は控えるようにしよう。