AIでオフィスの空調を管理 消費電力を約半分に

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画像は7階フロアの様子

東京建物株式会社、株式会社TOKAIコミュニケーションズ、株式会社内田洋行は1月19日、東京メトロ日本橋駅から徒歩1分の場所にある東京建物八重洲ビル7階、東京建物ビル事業本部のオフィスフロアにおいて、人工知能(AI)による空調制御の実証実験を実施したと発表。

個別空調をAIで制御

本実証実験では、フロアに65個の無線センサーを設置し、それらのデータを基にAIが39台の空調機を制御した。その結果、夏期と秋期には温度ムラを解消でき、秋期には約5割の消費エネルギーを削減できたという。

一般的には、個別空調を採用しているオフィスビルでは、ゾーンごとに空調機が設置され、それぞれの空調機が人によって、好みの温度に設定できる。しかし、直近では、在宅勤務やテレワーク、フリーアドレスなど、働き方の多様性が広がり、ゾーンごとの滞在人数やパソコンなどの稼働熱量などが日々で異なる。

そのため、個人による空調温度設定では、日々変化するニーズにすぐに合わせることは難しい。また、隣接する空調機がそれぞれ異なる設定温度を維持しようと干渉し合うと、不要な負荷が発生し、空調費用の増加などの課題が生じることもあるという。今回の実証事件は、このような課題を踏まえたものだ。

今後は、四季を通してAIによる空調制御を実現するために、冬期から春期における実証実験の実施や、オフィスの人口密度などの要素が変わった場合でも、同様の効果が得られるかを検証する予定という。東京建物八重洲ビル内で実証実験対象フロアの拡大も予定しているとのこと。

>>ニュースリリース