キラメックス株式会社が運営するオンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」がマクロミルに委託し、3月に発表した「副業に関する調査」の結果では、プログラミングの副業が「2360円」で「副業の時間単価(※)」が最も高いことが明らかになった。
(※)調査で回答があった人の1ヶ月の平均報酬を1ヶ月の平均稼働時間で割った金額。月平均で2時間以上稼働している人が対象
本調査は、現在副業をしている20〜49歳の男女1323人を対象に実施した。
副業の時間単価「プログラミング」が2360円で1位
現在副業をしている20〜49歳の男女1323人を対象に「現在メインで行っている副業」を1つ聞くと、「懸賞・アンケートモニター」が27.1%で最も多く、次いで「販売・接客」が7.9%、「せどり、ネットオークション」が5.9%だった。「プログラミング」は6位だった。
「副業の職種は本業と同じ職種か」という質問には、83.5%が本業と異なると回答した。
「副業を始めた理由(複数回答可)」には、「空き時間に副業しやすい(49.7%)」「簡単に始めることができる(35.9%)」「在宅で働くことができる(27.4%)」などが挙がった。
「副業を開始した時期」を聞くと、直近2年以内に副業を開始した人が全体の6割以上を占めた。2020年以降コロナ禍で本業の収入が減ったことや自宅にいる時間が増えたことが背景にあると考えられるという。
「副業の時間単価」を聞くと、人気の副業10種類のうち、プログラミングの副業が「2360円」と最も高いことがわかった。プログラミングを副業とし、副業は本業と異なる職種と答えた人のみの時間単価についても「2344円」と本業がプログラミングに関する職種の人と大きな差はなかった。
プログラミングを副業にするも、半数以上が仕事の獲得に苦戦
本業と異なる職種(プログラミング)を副業としていると答えた人に対して「副業をする際に困ったこと、大変なこと(複数回答可)」を聞くと、「自身の実務経験やスキル、条件に見合った仕事を見つけることが難しい(58.8%)」「競争率が高く受注に繋がらない、受注のための提案が大変(50.0%)」「受注したが、自分の実務経験やスキルだけでは対応が難しい(41.2%)」などが挙がった。多くの人が仕事の獲得や、受注後の納品に苦戦していることがわかった。
本業と異なる職種(プログラミング)を副業としていると答えた人に対して、プログラミングの副業について「今後どのようにしていきたいか」と聞くと、「今後も副業として継続予定(73.5%)」が最も多かった。次いで「副業と同じ職種で転職を目指す予定(14.7%)」で、転職を目指す人も一定数いることがわかった。
本調査では、人気の副業の中でも時間単価が高いのはプログラミングであることがわかった。一方でプログラミングを分業とせず副業としている人の半数以上が仕事の獲得に苦戦していることが課題として浮き彫りになった。
本調査の概要は以下のとおり。
- 調査対象 :現在、副業をしている20~49歳の男女1323名
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査委託先 :マクロミル
- 調査時期 :2022年2月18日〜2022年2月21日
- 回答者数 :1323(20代男性:222 、20代女性:220、 30代男性: 220 、30代女性:220、40代男性:220、40代女性:221 )
>>ニュースリリース