まさに世界の縮図。シンガポールで見た最新テック事情

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AI、IoT、5G、ブロックチェーンなどの最先端テクノロジーに焦点を当てた大規模イベント、『TechXLR8 Asia』が9月19〜20日にシンガポールで開催されました。

TechXLR8 Asia
シンガポールで開催される、世界中の最先端テクノロジーが集結するアジア最大規模のテックカンファレンス。
今年度は、AI、ブロックチェーン、IoT、5G、NFVを中心に開催され、前日のワークショップを含め、三日間で6,000人以上を動員しました。
TechXLR8 Asiaの詳細はこちら

今回は、シンガポールの最新テック事情をブースとセミナーの様子に分けてお届けします。焦りとワクワクを同時に感じるアツいカンファレンスでした……!

世界のテックトレンドの縮図

展示ブースを技術別に分けると、ブロックチェーン4割、IoT 2割、5G 2割、AIを含めたその他が2割ほど。

ブロックチェーンに対する熱量の多さに驚きつつ、AIに対しての興味が薄めな模様です。AIを広めていきたい私たちにとっては少し悲しい状況……。

ですが、よく見てみると、他のセクションのブースでも、AIの文字がチラチラと見てとれます。バズワードとしてのAIではなく、他の技術を支える根幹として、AIが認知されてきているのかもしれません。

各セクションの様子を覗いてみると、IoTセクションではバリスタロボットが参加者にコーヒーを振る舞い、AIセクションではRPAシステムのデモが行われるなど、セクションごとの個性がうまく表現されている展示が多々ありました。

AIセクションでは、RPAを全面に押し出している企業が半数を占めており、シンガポールにおけるRPAへの注目度の高さが伝わってきます。

会場では、多くの中国系企業が積極的に世界でのプレゼンスを高めようとしている様子が見て取れました。

最近のテックニュースで中国系企業の名前を目にすることが増えているように、中国系企業はテクノロジーで世界の覇権を狙っているように感じます。ちょっと悔しい。

そんな中、Intel、Huaweiなどの大企業に混じり、Fujitsuや、ABEJAなどの日系企業のブースがちらほらと。
海外で活躍する日系企業を見ると自然と応援したくなります。

ブースを見て回るときに気になったことは、中国やインドネシアなど、英語を母国語としない国でも積極的に海外進出を目指していること。日系企業が海外進出に消極的なことが多い現状と照らし合わせると危機感が……。

我々レッジもー企業として、将来について考えさせられます。

名だたる企業が一堂に集結、日系企業の姿も。

プレミアムセミナーには、Facebook、Googleを筆頭とする大手IT企業や、各業界を代表する大企業の重役が登壇。

AIソリューション提供側からの事例紹介だけでなく、AI導入企業の目線から見たAI導入への課題や成功の秘訣が語られました。

その中でも特に印象に残ったのが、日本の社会課題をAIによって解決することを目指すExaWizardsのセミナー。

ExaWidzardsのグローバル戦略責任者、Krishna MANDA氏によると、超高齢化社会、少子化などの日本が直面している課題状況は、海外諸国が数十年後に直面する状況のはずで、日本の課題解決に取り組むことは最先端の課題解決を意味しているそう。

さらに、ExaWizardsが日本の課題解決で培った技術は、言語や文化等に依存しない技術のため、世界中で応用することが可能だと語りました。

今回のプレミアムセミナーに登壇したAI導入企業のスピーカーは、金融系が多かったように感じました。それも金融系企業の集うシンガポールならではですね。

テクノロジー最前線の縮図に飛び込み、世界のトレンドを肌で感じた濃密な二日間

TechXLR8 Asia にAIセクションができたのは今回が初めてということで、出展数は少なかったものの、プレミアムセミナーを含め、密度の濃い二日間でした。

東南アジアや中国の文化が入り混じりつつ、公用語は英語というシンガポールでのカンファレンス。
出展企業も国際色豊かで、まさに、世界のテクノロジー最前線の縮図のようでした。

来年以降もさらに規模を拡大する予定の本イベント、世界のテック事情をつかむためには欠かせないイベントになっていきそうです。

今回ブース出展していた企業の取材を順次掲載していきますのでお見逃しなく。