AIで小売業の発注を自動化 1日あたり5.25時間作業時間を削減

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株式会社寺岡精工は1月12日、スーパーマーケットなど小売店の発注作業をAI(人工知能)を用いた需要予測により自動化する「AI需要予測型自動発注システム」を販売開始した。

本システムでは、同社のPOS、店舗基幹システムと連携し、天候、自店舗/近隣他店舗の販促イベント、過去の客数実績など店舗を取り巻くさまざまな環境要因からAIが需要予測し、適正な発注数を算出する。

計算した予想客数に加えて、販売実績、商品支持率(PI値)、在庫数などから自動発注プログラムが適正な発注勧告数を算出する。

従来の発注方式では、商品担当者が経験や勘をもとに必要な発注数を考えるため、発注精度は作業者の経験や勘に依存していた。人手不足や高齢化によりノウハウのある従業員が少なくなると、変動する販売実績に合わない画期的な発注をせざるを得なかった。

人の手による作業は誤発注や発注忘れによる欠品、二重発注による在庫過多など、ヒューマンエラーの危険が高く、欠品によるチャンスロスや過多となった在庫の値引き販売が起こりやすい状況になる。

「AI需要予測型自動発注システム」で店内商品の半数以上を人の手ではなく自動発注することで、発注の適正化に加え、作業時間削減・人件費抑制が期待できるという。

導入シュミレーション上では、毎日650件の発注作業を商品部門別に6名で実施していたと仮定し、その70%を自動発注とした場合、1日あたり5.25時間の作業時間削減も可能と考えられる。

本システムでAIの需要予測に基づき発注の精度を高め仕入れ量を最適化し、小売店の食品ロス削減にも寄与するとしている。

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