イーロン・マスク氏「長期的にはベーシックインカムが必要」人間型ロボット開発に意欲

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Amazon.comの共同創設者で取締役会長のジェフ・ベゾス氏に次ぐ、世界2位の富豪としても知られるイーロン・マスク氏(画像はYouTubeより)

米テスラの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)であるイーロン・マスク氏は8月19日(米国時間)、「Tesla AI Day」のなかで、人間型ロボット「Tesla Bot」を開発すると表明した。全国民に無条件で一律の現金を給付する「ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)」の必要性にも言及している。

イーロン・マスク氏が開発すると話したロボットは身長が約173cm(5フィート8インチ)、体重は約57kg(125ポンド)。8台のカメラやフルサイズの駆動コンピューターを備えており、自動操縦システムを採用している。ボルトを手に持ってレンチで車に取り付けたり、店に行って食料品を入手したりできるという。

イベントではイメージ映像が流された後、「Tesla Bot」の格好をしたダンサーが登場した。イーロン・マスク氏はユニークな踊りをステージの陰から見守り、大笑いをする場面もあった。

イーロン・マスク氏はテスラが開発する自動車は車輪の上の半感覚的なロボットのようなものであり、自動運転コンピューターを開発していることなどを踏まえ、「テスラは間違いなく、世界最大のロボット会社です」と語った。ロボットは2022年中にはプロトタイプを開発する見込みという。

イーロン・マスク氏は将来的にはロボットが完成すると、肉体労働から解放されたい人は解放される可能性にも言及。経済の基盤にあるのは労働であるため、「長期的にはユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)が必要だと思います」と訴えると、会場からは拍手が巻き起こった。

イーロン・マスク氏はテスラの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のほか、宇宙開発企業スペースXの共同設立者およびCEOなどを務めている。Amazon.comの共同創設者で取締役会長のジェフ・ベゾス氏に次ぐ、世界2位の富豪としても知られる(※)。

今回のイーロン・マスク氏による表明により、AI(人工知能)などのテクノロジーの進化がわれわれの生活により大きな影響をおよぼす可能性が示唆されたと言えるだろう。

(※)Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)による報道「世界長者番付、首位は今年もベゾス コロナ禍で富豪が急増」

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