未来のマーケターの在り方を知る。THE MARKETING NATION SUMMIT 2016

未来のマーケターの在り方を知るThe Marketing Nation Summit 2016
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おはようございます。アズマです。

先日、MAツールを提供するMarketo主催のTHE MARKETING NATION SUMMIT 2016にLedge編集部をお呼びいただいたので、参加してきました。

六本木グランドハイアットに約2,200人のマーケターが集まり”Tomorrow’s Marketer”と掲げられたビジョンのもと、これからのマーケターについてのセッションが大変盛り上がっていました。

ほぼ1日開催されたイベントなのでKeynoteの内容と、メンタリストDaiGoさんによる特別講演の内容を要約して紹介します。

Keynote:これからの未来に必要なマーケター像とは

フィル・フェルナンデス氏
米Marketo 会長兼CEOのフィル・フェルナンデス氏来日


これからのマーケターはレベニュードライバーになる必要がある

テクノロジーの進化により、マーケターは多くのデータから事実を見極め売り上げに貢献できるようになりました。

そのため、これからは営業や販売の補佐役としてではなく、積極的に利益に関わっていかなければいけない。という話をされていました。

またCIOやCMOもCEOの補佐的な立場ではなく、これからは対等な立場で意見し協力しなければよい成果は得られず、CEO自身もデジタルトランスフォーメーションしなくては対応できない時代になるとのこと。

CIOとCMOの一体化論などはよく耳にしていましたが、いまはもう専門的な知識だけでは成果をあげにくくなってきているのでしょう。組織論や働き方という観点でも、まさに変革期にあるのかもなあ、と感じました。


人間は『感じる生き物』

これからはユーザーが真に求めているものは何か『感じられる』というスキルがマーケターに必要、という話もありました。

これまでの施策は、ユーザーが”効率化を求めているはず”という仮定のもとで、行われていたと思います。

ただ忘れてはいけないのは人間は『考える生き物』ではなく『感じる生き物』

食べすぎたり飲みすぎたりすることがあるように、人間はより快適な方を選択しているだけで必ずしも効率化を考えて生きているわけではありません。

ただ、『感じられる』スキルだけではもちろん足りません。今後求められるマーケターは、感じ、考え、実行することもできるジェネラリスト。uomo universale(万能人)といわれたダビンチのような人材を確保する必要があるということでした。

確かに今市場ではそのような優秀な人材の取り合いが起こっています。そしてそういう万能人がより能力を発揮できる環境としてのMAツール。流行っているのも、そう考えれば自然な流れかもしれません。


マルケトMAツールの大幅アップデート”Project Orion”

クリシュナ・メノン氏
Wunderman CCOのクリシュナ・メノン氏も来日

もちろんマルケト製品についての情報も話題に上がりました。

コードネーム”Project Orion”と名付けられたマルケトMAツールの大幅アップデートについての情報です。

アカウントベースドマーケティング(ABM)に対応した専門のダッシュボード『Marketo ABM』、広告やSNSへの出稿やトラッキング管理ができる『Marketo Ad Bridge』が発表されました。

このタイミングで話題のABMとAD部門をより細かく専門的に対応できるようにするあたり、さすがマルケトといった感じです。

スペシャルゲスト メンタリストDaiGo氏

DaiGo氏

サミットの最後に特別講演として催された、メンタリストDaiGoさんの心理学に関する講演も面白かったです。

使える心理学のtipsをいくつか紹介してくださいましたので、簡単にまとめます。


キャッチコピーの反応が上がる5つのコツ

短い文章を書く機会って意外にありますよね。そんなときに使える知識です。

  1. 新情報を入れる
  2. ベネフィット(それにより何ができるかを伝える)
  3. 興味を煽る
  4. 手軽
  5. 信憑性(なぜ手軽か。理由を加えて信憑性をだす)

以上を盛り込むようにすると反応が上がるとのことでした。

知っておくだけでいつもと違う反応が得られるかもしれません。SNSマーケティングなどですぐに実践できますね。


3:4:6ゴルディロックス効果

価格の選択肢が3つになるとユーザーは中間の価格の商品を選びやすいんだそう。『ゴルディロックス効果』というらしいんですが、これを知っておけば、ある程度ユーザーの選択をコントロールすることができます。

DaiGoさんの例では、商品の値段設定を3:4:6にするというもの。この場合だいたい、20%:50%:30%の割合で売れるとのことです。

ここでのポイントは高い商品は一番安い商品の倍。真ん中の商品は中間の値段をとるのではなく、安い商品寄りにするのがコツだそうです。

なおこの方法は商品を売る時以外でも使うことができます。ユーザーに選択肢を与えるときに、頭の片隅にでも置いておくといい結果が生まれるかもしれません。

DaiGo氏
マルケト代表取締役社長 福田康隆氏を前にパフォーマンスするDaiGo氏


プレゼンがうまくなる方法

プレゼン時”空気を読む”ことはとても大切な事です。

相手が興味を持っていれば深く説明し、興味がなさそうな場合はさっさと次の話題に行く。そんな理想的なプレゼンができる方法があるそうです。

それは「口元を見る」というやり方。

興味がある時はリラックスして口が少し空いているそう。逆に口を閉じている時は、興味がないか自分の意見を言いたい時なんだとか。

マーケターの方って社内外問わずプレゼンする機会ってけっこう多いと思うので、すぐにでも使えるんじゃないでしょうか。

まとめ

米Marketo 会長兼CEOのフィル・フェルナンデス氏、Wunderman CCOのクリシュナ・メノン氏の来日もあり大盛況で終わったTHE MARKETING NATION SUMMIT 2016でした。

これからのマーケターは考えて実行するだけではなく、感じることも必要だという話にたいへん共感しました。

それくらいユーザー目線にたって自分事として感じろ! ということだろうと思います。

自分的にも気づきをもらえた有意義なサミットになりました。