今回は人工知能(AI)を活用することで、この世に存在しないネコの画像を生成するサイト「This Cat Does Not Exist(このネコは存在しない)」を紹介したい。当時、SNS上では「魅力的だ!」「楽しいプロジェクトであり、面白いスレッドだ!」などのコメントが寄せられている。
公式サイトより
公式サイトより
公式サイトより
本サイトを開くと、架空のネコの画像が1枚だけ表示される。ほかのネコの画像も見たい場合は、ページを再度読み込むだけだ。
None of these cats exist. All are GAN-generated images obtained from https://t.co/AEMYeQ4ZrO. Can we come up with a way to detect GAN-generated cat pics? #CaturdayShenaniGANs
(GAN = “generative adversarial network”, the AI technique used to create the images)
cc: @ZellaQuixote pic.twitter.com/gsaPJPGKEX
— Conspirador Norteño (@conspirator0) April 10, 2021
本サイトを手がけたのはConspirador Norteñoと名乗るTwitterアカウントを持つ、アメリカのデータサイエンティストらだ。これらのネコの生成にはGAN(敵対的生成ネットワーク)を活用している。データセットとして「2000匹のGANで生成したネコ」「Kaggleにある1195匹の本物のネコ」「1000匹のGANで生成した猫と1000匹の本物の猫のテストセット」を使用したという。
同氏のツイートによると、猫の顔の画像を「本物」と「GAN生成」として分類するために簡単なトレーニングをしたところ、2000枚の画像で94.2%の精度を達成したとしている。
AIで架空のアニメ画像を生成するサイトが話題に、画像はなんと180万枚も
本サイトに興味を持った人はAIを活用することで、架空のアニメ画像を生成するサイト「This Anime Does Not Exist(このアニメは存在しない)」にも注目してほしい。驚いたことに、同サイトで生み出されるアニメ画像は180万枚にもおよぶという。