東映アニメ、AIで色付け作業時間を10分の1に短縮するプロジェクトに参画

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※イラストはイメージで、実際にAIが着色したものではない。



東映アニメーション株式会社は5月13日、株式会社シナモン(シナモンAI)と株式会社ギークピクチュアズが進める「アニメーション自動着色AI」共同プロジェクトに参画すると発表した。本プロジェクトはセル画の前処理から着色までの各フローに人工知能(AI)技術を導入することで、セル画の色付け作業時間を10分の1に短縮できるもの。

今回、東映アニメーションはAI・CG・XRなどを手がける製作部 テクノロジー開発推進室が中心になり、AI開発のための学習素材を提供し、AIにおけるディープラーニング(深層学習)を加速させるとしている。東映アニメーションは今後、東映アニメーション作品での試験導入を予定しているという。

アニメ制作には、30分ほどのアニメでも数千枚以上のセル画を描くことが必要で、セル画の着⾊には⼀定のスキルを持った⼈間の⼿作業が求められる。これまで多くのアニメ制作会社では、専⾨的なスキルを持った職⼈を⾃社で採⽤するか、セル画の⾊付けを専⾨的に扱う海外のアウトソーシング会社に依頼をすることが⼀般的だったという。

本AIは業務負荷が⾼い⾊付け業務にAIを導⼊し、アニメ制作者の⽣産性を向上させることを⽬的にしたもの。ピクセル値単位における着⾊精度96%という⾼い⽔準での着⾊し、コストを50%以上の削減できる。必要に応じてペイントツールとの連携インターフェイスも視野に、システムの構築を検討しているとした。

>>ニュースリリース

東映、アニメの背景美術の制作をAIで効率化 前処理の時間が従来の約6分の1に

東映アニメーションは、AIなど最新テクノロジーを積極的に活用するアニメ制作会社のひとつと言える。

東映アニメーションと株式会社Preferred Networks(PFN)は3月12日、アニメの映像制作にディープラーニングによる画像変換技術、セグメンテーション技術などを活用する取り組みを共同で実施すると発表した。現地で実際に撮影された風景写真から、Scenifyでアニメ調の背景素材に自動変換することで、美術クリエイターが画像の前処理工程に要する時間を従来の約6分の1に短縮できたという。

そのほか、詳細は以下の記事をチェックしてほしい。