コロナ禍の東京の人流 5月は住宅街での人出が増えたとAIが分析

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<画像:Pixabay>

東京都では6月5日、新たに20人が新型コロナウイルスに感染したことが確認された。これにより、5日間連続で1日あたりの感染者数が二桁を超えた。また、同月2日夜には「東京アラート」が発令された。

現在、新型コロナウイルスの第2波が懸念されているなか、レイ・フロンティア株式会社は5月27日、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として、豊島区、渋谷区、新宿区における人流データを分析し発表した。同社は、人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」を開発・運営している。また、「Rei Frontier Tech Blog」にて、定期的に独自の人流分析データを公開中だ。

>> レイ・フロンティア

>> プレスリリース

豊島区、渋谷区、新宿区とも住宅街で人出が増えている

レイ・フロンティアの調査は、豊島区、渋谷区、新宿区にて、2020年2月11日と2020年5月11日(月)に実施された。人の増減率は、2月11日を1.0とした時の5月11日の比率で表示している。

調査元は、レイ・フロンティアが提供している、日々のライフログを記録できるモバイル端末向けアプリ「SilentLog」のデータに匿名化処理を施したものだ。

⬛︎ 豊島区

豊島区では、住宅街の新大塚駅付近の人出が増加している。一方で、巣鴨商店街付近や、商業施設のサンシャインシティ付近はやや減少し、池袋駅前は大きく減少していることが分かる。

⬛︎ 渋谷区

続いて、渋谷区では本町、幡ヶ谷、代々木などの住宅街で人出が増加している。逆に、渋谷駅や恵比寿駅付近のオフィス街では、減少していることが読み取れる。

⬛︎ 新宿区

最後に、新宿区では、オフィス街のある新宿駅付近は人出が減少していたが、西落合、戸山町、原町あたりの住宅街は人出が最も増加していた。

レイ・フロンティアは、緊急事態宣言以降、都心部では多くの百貨店や飲食店が休業し、一部の企業でテレワークを実施したことで、駅前や繁華街の人出は大幅に減少した。その一方で、公園へ行く人やテレワーク、時差出勤でスーパーへ訪れる人が増加したため、住宅街の人出が増加したと考えられる、とプレスリリースでは見解を示している

>> プレスリリース

北九州市 5月以降に人出増

緊急事態宣言が発令中の5月、人出が増加していた地域は全国的にみられている。レイ・フロンティアは5月29日、北九州市における人流データを分析し発表した。

北九州市の主要駅、小倉駅では、3月から人出が減少していたが、5月6日から増加傾向だ。新型コロナウイルス感染者が発生した5月23日の約2週間前から、駅前で人出が増加していたことが分かった。

また繁華街の魚町では、新型コロナウイルス感染者が再発生する10日前頃の5月13日から、徐々に繁華街の人出が増加傾向にあった。

北九州市では6月1日、新たに16人が新型コロナウイルスに感染したことが確認された。同市内における感染確認は5月23日から10日連続で、この10日間における感染者数は100人を超えている。