AI関連の特許出願件数が国内1位の東芝、英ファンドに2兆円超で買収提案

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画像はUnsplashより

イギリスの投資ファンドであるCVC キャピタル・パートナーズなどが株式会社東芝に買収を提案したことが明らかになった。買収額は2兆円を超える可能性があるという。日本経済新聞などが4月7日に報じている。

これまでAI(人工知能)関連メディアのLedge.ai編集部が報じてきたとおり、東芝はAIや疑似量子コンピュータ技術など、最新テクノロジーに積極的に取り組む日本企業のひとつと言える。

たとえば、東芝は1950年代からすでにAI技術の研究を開始しており、「郵便番号自動読取区分機」「日本語ワープロ JW-10」「自動運転用の画像認識プロセッサー Visconti」など、さまざまな場面でAI技術を活用してきた。東芝が手がけるAI関連の特許出願件数はIMBとMicrosoft(マイクロソフト)に次ぐ世界3位で、日本国内では1位だ。

また、同社は2022年1月には、神奈川県の川崎市にある同社グループの小向事業所内に、約340億円を投じて、AIなど先端研究開発を手がけるランドマーク「研究開発新棟(仮称)」の建設に着手する予定だ。新棟ではコーポレートの研究開発機能と、首都圏に分散している拠点の一部を集約し、同社グループにおけるAIなどの研究開発基盤を強化するとしている。

東芝は今回の買収提案といった報道を受けて、4月7日に「本日付の日本経済新聞朝刊にて、英投資ファンドのCVC キャピタル・パートナーズなど(以下、CVC)が東芝に買収提案をする旨の報道がなされましたが、当社が発表したものではありません」とコメント。

続けて、東芝は「当社は、CVCから今回の買収に関する打診はこれまでうけておらず、昨日初期提案を受領したばかりであることから、今後、詳細情報を求め、慎重に検討してまいります。今後、開示すべき事項が発生または決定した場合には速やかにお知らせします」と述べている。

今回の買収提案の結果はもちろん、同社が手がけるAIや疑似量子コンピュータ技術などの研究にはどのような影響があるのかにも注目したい。

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