1週間以上かかる建築プランの作成がAIでわずか約1分に

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株式会社タスキは5月11日、国立大学法人電気通信大学の坂本真樹研究室と開発を進める、人工知能(AI)技術を活用しているSaaS型土地活用シミュレーター「TOUCH & PLAN」の構築を加速するために、AI技術による新ビジネスモデルを特許出願したと発表。

本シミュレーターはスマホの地図上で計画地をタッチすると、AIが土地情報を収集してビッグデータを解析し、計画地の最適な建築プランが作成できるというもの。建築プランに基づき、AIによる投資パフォーマンスの分析によって最適な事業計画を設定することで、不動産価値の判定もできる。

現在、不動産業界では建築プランの作成には土地情報を取得し、都市計画法や測量図などあらゆる敷地情報を集め、情報にもとづく建築プランの作成、プランにもとづく賃料の査定を実施することで、期待できる利益を算出している。

しかし、これらの情報は一元化されておらず、属人的に収集することが多く、物件情報の取得から建築プラン作成までに7日〜10日程度の時間がかかっていたという。

本シミュレーターを使うと、データベース化した土地情報をAIが解析することで、最適な建築プランをわずか約1分で作成可能になるとうたう。タスキ調べによると、建築プランを外注しており、建築プランを月50件作成している場合は年間約7000万円のコスト削減効果があるとする。

現状かかっている時間とコストをカットするだけではなく、事業検討・意思決定にいたるまでのリードタイムを短縮し、大幅な業務効率化や働き方改革にもつながるとしている。

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