トヨタ、1588億円の黒字 自動運転など研究開発は昨年とほぼ同額

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画像はトヨタの公式サイトを編集部でキャプチャ

トヨタ自動車株式会社(トヨタ)は8月6日、2021年3月期 第1四半期(2020年4〜6月)決算発表を実施した。

連結販売台数(決算報告プレゼンテーション資料より)

連結決済要約(同資料より)

コロナ禍の影響で、本田技研工業株式会社(ホンダ)や日産自動車株式会社(日産)など、赤字に苦しむ大手自動車メーカーも存在するなか、トヨタは最終利益において、前年同期の6191億円と比較して75%近くもダウンしたものの、1588億円の黒字を確保した。

そのほか、連結販売台数は前年同期の231万8000台と比べて、115万8000台とほぼ半数に落ち込んだ。営業収益は前年同期の7兆7212億円と比較して、4兆6007億円と4割近くも低下している。営業利益は前年同期の7406億円と比べて、139億円と約98%減になった。

研究開発費は昨年並み 19年連続でトップに

業績推移(同資料より)

このような大幅な下落はあるものの、コロナ禍でも黒字確保という底力を見せつけたと言えるトヨタは、引き続き好調な数字を狙うためか、研究開発費を前年同期の1兆1103億円とほぼ同額である1兆1000億円をキープしている。日刊工業新聞社が実施した研究開発(R&D)アンケートでも、2020年度の研究開発費計画額(計画)は、トヨタが19年連続でトップに輝いた。

>>日刊工業新聞社の報道より

トヨタは、自動運転の取り組みに関わるソフトウェアの先行開発を手がける子会社である、トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社を保有していることでも知られる。コロナ禍でも変わらぬ自動運転などの研究開発費を確保したトヨタによる、今後の動向に注目したい。

>>決算要旨

>>決算報告プレゼンテーション資料

AIを搭載する下肢麻痺リハビリ支援ロボット、トヨタが開発

トヨタのAI活用は意外なことに、自動運転など自動車の領域に限らない。

トヨタは2月から、脳卒中などによる下肢麻痺(かしまひ)のリハビリテーション支援を目的としたロボット「ウェルウォークWW-2000」を納入開始した。

ウェルウォークWW-2000には、患者が継続的にリハビリテーションに取り組めるような機能を搭載している。その機能の一部にAIが使われていることが、2月21日に株式会社ネクストシステムによって発表された。

同ロボットは、患者ごとに合わせた難易度の調整や、歩行状態のフィードバック機能など、運動学習理論にもとづくリハビリテーション支援機能をもつロボットだ。臨床現場での使いやすさを考慮し、装着の容易さ、タッチパネルによる一括操作など、シンプルな構造と機能を備えている。