2016年ツイッター大解剖!これが現在のツイッター広告いろはです

2016 twitter observation
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おはようございます。アズマです。

少し前にtwitter japan(ツイッタージャパン)で行われたセミナーに参加してきたので、2016年ツイッター定点観測的な意味でまとめてみました。

現在ツイッターを1ヶ月に1度以上利用しているユーザー…つまりアクティブユーザーは3500万人以上とのことでした。

震災の際にインフラとして使われたりで、ここ5年間で5.2倍にユーザーが増えたそう。言わずもがなマーケターには欠かせないツールとなっています。

今後いかにしてユーザーにリーチするか?

可処分時間表

可処分時間のモバイル時間占有率はSNSソーシャルゲームニュースの3つが大部分を占め、SNSを使ったアピールは欠かせないっていうのは周知ですが、

私達としては、まずはフォロワーを増やしたい!どうやったらフォロワーが増えるんだよ?と。

ツイッターでは5年間運営して1.2万フォロワーだった企業が広告を2ヶ月出して4.5万フォロワーまで増えたというような事例もあり、ツイッター広告は『時間と手間をお金で買う』といったわかりやすい状況になっているようです。

ここまでは比較的『そうだろうね』って現況のまとめでしたが、ここからはツイッター広告の事例をいくつか挙げるので戦略を練るときの参考にしてみてください。

戦略次第で爆発的に拡散する広告成功事例

ツイッター広告の特徴はタイムラインの中で広告が表示される為、自然とユーザーに受け入れられやすいという特徴があります。僕も知らずにクリックしたなーなんて記憶があります。

旅行代理店が仕掛けた新規ターゲットユーザーリーチ施策

hawaii

目的:新規ターゲット層へリーチ⇒新規ユーザー獲得。
施策:
刷新したブランディングのため従来のマス広告と異なるクリエイティブなメッセージを発信。
アカウントをフォローしてもらったフォロワーに対してのみ補足広告を新たに出稿。

結果として新規ターゲット層を従来の5倍獲得。繋がっている同質性グループへ拡散⇒認知促進した。

人材派遣業が仕掛けた面談アクティブ率向上施策

人材

目的:面談者のアクティブ率を高める
施策:
登録情報をもとに興味のある業種や職種の事例レポートや記事をSNS上で広告配信。
SNS上でリアクションもしくはWEB流入したユーザーのみ追加でキャンペーン情報を提供。

結果としてアクティブな面談者が増加。これまでは登録だけのキャリア面談につながらなかったキャンディデイトがSNS上でナーチャリングすることによりアクティブ率が30%向上した。

アパレル店が仕掛けた1to1コミニュケーション購買促進

アパレル

目的:ユーザーの購買促進
施策:
来店客に店舗アカウントのフォロワー化を促進
好意的な行動をしているユーザーのみ追加キャンペーンをして、ロイヤルカスタマーにナーチャリングする。
ハッシュでつぶやいたユーザーに対して一件一件返信をするようにした。

結果として承認欲求が満たされLTV25%増加

といったように戦略次第で爆発的な成果をあげるのがツイッター広告の魅力です。

動画広告で拡散力7.5倍ってホント?

  
さらに最近では動画を用いた広告が静止画よりも拡散力7.5倍という別次元のデータがあるので、動画広告は無視できません。

動画広告の制作ポイントは以下

  1. 無音でもわかるようにする
  2. 携帯で見ることを想定し『アップ』を多用する
  3. 冒頭3秒以内に興味をひく
  4. 伝えたい重要な情報は早めに出す
  5. 長くても60秒以内に抑える
  6. サムネイルはわかりやすくする
  7. 興味が沸くツイートテキストにする

実際に有料動画なんかはこのポイントをしっかり押さえてあるし、制作時もそんなに難しい内容ではないので参考にしてみてください。

では、最後にプロモーションする時のポイントです。

広告手法を知り、自社サービスとうまく掛け合わせることが成功の鍵

Targeting Ads

現在、一般のツイッター広告は8パターンに分かれます。戦略と手法がかみ合っていなければよりよい効果は生まれません。以下の8パターンをよく読んでからプロモーションすることをオススメします。

1.インタレストターゲティング
25種類のカテゴリーと350種類のサブトピックから関連性の高いトピックを選択することにより最適な広告を打つことが出来ます。複数選択できますが効果測定しにくいので1つや2つに絞り込むのが理想。

2.フォロワーターゲティング
関連性の高いツイッターアカウントのフォロワーに対して広告を打つことが出来ます。競合他社、関連ブランド、メディア、インフルエンサー、似ているユーザーなどなど戦略の練りどころです。飲食店などの場合はメトロのフォロワーをターゲティングしてお店の沿線に住んでいる人にリーチしたり、コスプレやビジュアルバンドのフォロワーに需要の高いカラコンの販促を行ったりと色々できそう。

3.キーワードターゲティング
ツイートされた文中のキーワードをターゲティングに使います。『フレーズ一致』『部分一致』が選択でき、部分一致の場合は『コーヒー大好き』の場合、『ラテ大好き』『コーヒータイム』『コーヒー飲みたい』など幅広くマッチします。

4.テレビ・イベントターゲティング
テレビ番組やイベントとエンゲージしているユーザーに番組放送(イベント)時間帯を中心に連動してリーチします。たしかに最近、ツイッター絡めた番組よく見ますね。

5.地域ターゲティング
地域でセグメントします。日本はまだ47都道府県しか絞れませんが、かなり詳細に地域を限定できる国もあります。ちょっと広すぎますね。大企業(ポテチやどんべえとか)がザックリと味のアンケートとったりするのに使えたりするのかな。市町村でセグメントできれば嬉しい人たくさんいますよね。今後に期待。

6.テイラードオーディエンス
独自に保有するデータと一致するユーザー(メールアカウントやWEBサイトにアクセスした人、アプリで登録や特定の操作を行った人)に対してターゲティングします。高度ですが色々とできそう。大規模な施策の場合は制作前段階からの組み立てが大切ですね。アツい!

7.端末ターゲティング
OSのバージョン、端末の種類、WiFiの接続状況、携帯電話会社、新しい端末
でターゲティングします。新しい端末を使った時などアプリを入れ替えたりするのでアプリ紹介によさそうですね。それ以外は…通信系の方なら便利なのかな?

8.行動ターゲティング
ツイッター以外の場所でも特定の商品やサービスに強い関心を持つユーザーにつぶやくことができます。ツイッター社のパートナーから情報を得て行動にターゲティングするそう。高収入の人限定や特定のドックフードを買っている人に向けてつぶやけるそう。凄いそんな動きもあるんですね。

と、知ってたものから知らないものまでこの8パターンから自社のサービスにあったターゲティング手法を選ぶことが大切です。

まとめ

現在マーケティング業界では1to1コミュニケーションという言葉が流行?していますが、実際は企業都合の一方通行の1to1コミュニケーションになってしまっている場合がほとんどだそうです。これでは本当の意味で1to1コミュニケーションといえません。

SNSを利用することにより双方向で行き来できる1to1コミニュケーションをすることによってユーザーが求めるモノを求めている時に求めている分だけ提供することができるようになればマーケティング、ブランディングともに思ったように上手く行くと思います。

SNSをうまく活用し密接なコミュニケーションをとることが今後を生き抜くコツだと思いました。ツイッター…また始めるかな。なんて思いながらセミナー会場を後にしました。

最後までありがとうございました。