外来問診の時間を約3分の1に削減するAI問診ユビー、日本サービス大賞で評価

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左から大隈和英 厚生労働大臣政務官(田村憲久 厚生労働大臣 代理)、 Ubie株式会社 共同代表取締役 医師 阿部吉倫氏(10月27日の授賞式)

Ubie株式会社は10月27日、革新的な優れたサービスを表彰する「第3回 日本サービス大賞」において、「厚生労働大臣賞」と「審査員特別賞」を受賞したと発表。なお、審査員特別賞は過去2回の開催において該当社は存在せず、同社が初の受賞となる。

日本サービス大賞は、総務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省の後援を受け、公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会(SPRING)が主催している。国内のすべてのサービス提供事業者を対象に、多種多様なサービスを共通の尺度で評価して表彰する。

今回、厚生労働大臣賞と審査員特別賞を受賞した「AI問診ユビー」は、医療機関における紙の問診票のかわりにタブレットを活用した問診サービスだ。

AI問診ユビーでは、患者は人工知能(AI)が個別化した質問に回答することで、診察前の待ち時間を活用し、あらかじめ詳しい症状を伝えられる。また、医師は専門的な文章に翻訳された、問診内容と病名辞書を活用することで、電子カルテ記載をはじめ事務作業が大幅に削減できる。

外来問診の時間を約3分の1、1問診あたり約6分削減

選考理由の1つとしては、5万本の論文や専門的知見をもとに、医師の問診にかかる知識とノウハウをAI化したことが挙げられる。待ち時間を活用した問診プロセスに変えることで、外来問診に要する時間を約3分の1、具体的には1問診あたり約6分削減する効果を確認しているという。

また、問診に要する時間の削減することで、医師と患者が目と目を合わせてやり取りする時間が増え、患者満足度が向上するとともに、患者回転率が向上したことも評価された。

さらに、AI問診ユビーはすでに全国約200施設の医療機関で導入している。臨床現場における医師の意見をすぐに反映し、進化するエコシステムを確立した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応し、COVID-19トリアージ(症状度合の振分け)機能を拡充しているとする。

なお、今回の第3回 日本サービス大賞において、内閣総理大臣賞は土木建設サービス全体のデジタル業態革新「スマートコンストラクション」を手がける株式会社小松製作所が受賞した。そのほか、受賞企業およびサービス名については受賞企業一覧を見てほしい。

>>ニュースリリース

AI問診ユビー、6医療機関で試験導入など開始

Ledge.ai編集部では、今回、厚生労働大臣賞と審査員特別賞を受賞したUbieの「AI問診ユビー」について、過去に詳しくレポートしている。気になる人は以下の記事をチェックしてほしい。