2日間でそこまでできるの!? ユーザーローカル主催チャットボットハッカソンレポート

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最近ちょこちょこききますよね。ボットソンやらチャットボットハッカソンやら。

その中でも参加50人に対して300人の応募があったという、ユーザーローカル主催のチャットボットハッカソン。ありがたいことに取材させていただきました。

10チームに分かれ、2日間でLINEやFacebookなどのチャットプラットフォームで動くものを作る。外部APIの制限などはなし。というわかりやすく潔いルールで行われた今回のハッカソン。最優秀賞/優秀賞には賞金もでるということで、めちゃくちゃ盛り上がってましたので、レポートします。

まずbotはエンタメ系から?

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会場に入ってみて驚いたのは、女性の数が予想以上に多かったこと。ちゃんと数えていないのでわからないですが、男女比は7:3ぐらいですかね?

参加者のほとんどはもちろんエンジニアの方だったんですが、エンジニアではない方も多く参加していて、バリッバリのエンジニア以外にもbotの波は来てるんだなーと改めて感じました。

今回のハッカソンは、作ったプロダクトのデモや簡単なシステム構成などを7分間で発表し、会場の聴講者の投票と審査員による話合いで賞を決める方式です。

各チームの発表を聞かせていただきましたが、エンタメ系のbotを作成しているチームもあれば、その他ビジネス上で使えそうなスケジュール調整botや、健康管理やダイエット管理をするbotなどジャンルとしても多岐に渡っていました。

その中でも完成度が高かったのは主にエンタメ系のbot。まずは、エンタメ系の方面からbotは盛り上がってくるんじゃないかなーと予感させる内容でした。

おもしろいなあ、と思った一方で、ビジネス的な方に流れていくのにはもうちょっと時間がかかるのかな……と感じました。まあハッカソンということで派手に見えるものを作ったっていうのもあるとは思うんですが。

最優秀賞はフリースタイルダンジョンが体験できるbot

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厳選な審査のうえで、みごと最優秀賞に輝いたのは「BattleMCBot」。

簡単にいうと、ラップのフリースタイルバトルみたいなことができるbotです。どっちが多く韻を踏めたか?という観点で勝敗が決まる感じ。

デモでは、「今日は楽しいボットソン。聞いてけ俺らチームの協和音」「協和音ってどんな音?俺のラップは本場モン」といったようなbotとの掛け合いがLINE上で実際に行われ、その一文ずつをプレゼンターが真面目に読み上げていく、というなかなかシュールな感じが会場でウケていました。

感情分析APIなどを駆使すれば、どれだけ怒りが含まれていたか?などの観点でも勝敗が決めれるようになるかも……なんてこれからの展望もプレゼンの中では盛り込まれており、発表のクオリティも非常に高かったです。

作詞モードというのもついていて、ある単語を送るとなんとなく似ている単語を返してくれます。発表では「ユーザーローカル」という単語を送り、「ワンダーフォーゲル」「オープンソーシャル」「ウォーターボーイズ」「きかんしゃトーマス」という単語が返ってきました。単純におもしろい。

発表で「何だったら人がbotに勝てるだろう? と思ってラップにした」というようなことをおっしゃっていたんですが、すごく興味深い観点だなーと思いながら聞いていました。確かに他のラップってヒトだからできるってところありそうですもんね。

今は黎明期。ここからが本当の勝負

今回のボットソンで驚いたのは、まる2日あればbotってある程度の形になってしまうんだなーということ。もちろんLINEやMessengerというプラットフォームがあったり、外部APIをうまくつかったり、実装する機能を絞ったりして2日間におさめているわけなんですが、それでも各チームのデモはクオリティが高かったです。

ハッカソンではバリバリのプログラミングで、そして一方でフレームワークを使えばプログラミング無しで。いろいろな形でチャットボットが作れるようになってきています。

ユーザーローカル代表の伊藤さんは、ハッカソンの最後で次のように話していました。

―伊藤
インターネットができたとき、i-modeが出てきたとき、スマホアプリができたとき……チャットボットが誰にでも作れるようになったということは、そんな大きな転換点だと思っています。

これからが本当の勝負。引き続きユーザーローカルもbotを簡単に作れるような環境を提供していきますし、ここにいるみなさんも開発を続けてほしいです。

まだまだ、チャットボットの盛り上がりは始まったばかり。これからどういう風にコミュニケーションの形を変えてくれるのか。ますます楽しみにしつつ、Ledgeとしても引き続き追っていきます!

ユーザーローカルのみなさま、参加者のみなさま、お疲れさまでした。