株式会社バカンは5月17日、タリーズコーヒージャパン株式会社が展開する、タリーズコーヒー エミオ東久留米店に、人手を介さず店内座席の即時予約ができるサービス「VACAN Noline Autokeep(バカン ノーライン オートキープ、以下Autokeep)」を提供したと発表した。
「Autokeep」は人手を介さずに座席の空き・予約を確認/管理できるサービスだ。席のリアルタイムの利用状況データを使うことで、Web上から現状に即した空き状況が確認でき、利用者はスマートフォンなどから空席を短時間予約する。
利用時は席に設置された専用タブレットに表示されたQRコードを読み取るだけで、アプリなどのダウンロードは不要。すぐに利用できる。
座席は220円(税込み)/30分で使えるようになっており、店舗の座席を収益源として活用するといった展開も期待できるとしている。
座席利用を延長する際(※)は、タブレット上に表示されているQRコードなどから簡単に延長が可能だ。
※使っている席が空席の場合のみ
Autokeepを先立って導入したタリーズコーヒー 羽田イノベーションシティ店では、利用者アンケートで90%が「サービスの継続利用を希望する」と回答している。
カフェ等の座席予約サービスは以前から提供されていたが、予約リクエストの確認作業や、座席への予約札の設置が必要になるなど、導入店舗スタッフの負担が少なからず伴なうものだった。
また、コロナ禍により在宅勤務やテレワークを導入する企業が増えたことで、オフィス通勤がなくなった方を中心に「自宅だと集中できない、気分転換をしたい」などの理由で、カフェで作業する人が増えている。
こうしたテレワーク需要の増加を踏まえ、タリーズコーヒーはエミオ東久留米店にビジネスユーザーへの快適さを追求した、オンラインミーティングなどができる半個室ブース席を設置した。
新店舗の半個室ブース席にAutokeepを導入することで、人手を介さずに席の空き情報を検知・配信でき、店舗側の負担を増やさずに利用者が座席を予約できる環境を実現。
席が「行ったら空いていない」体験を防ぎ、必要なときに作業場所を確保できる、現在の新たな働き方に寄り添った環境を提供するという。
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